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火災保険の値上げ!実質どのくらい上がったのか調査【2019年10月】

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火災保険料が2019年10月から値上がりしました。

実際どのくらい価格が上がったのか気になりますよね。
そこで、10月に入ってから火災保険会社14社の保険料を調査したので紹介します。

火災保険料が値上げされる理由についてはこちらで詳しく紹介しています
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目次

2019年10月から火災保険料を値上げしたのは14社中6社

火災保険料の値上げを事前に発表していたのは、

  • 三井住友海上
  • あいおいニッセイ同和損保
  • 損保ジャパン
  • 東京海上日動

この4社でした。

そして、14社分の火災保険料を調査したところ、実際値上げした火災保険会社が6社ありました。
それは、

  • 三井住友海上
  • あいおいニッセイ同和損保
  • 損保ジャパン
  • 東京海上日動
  • 日新火災
  • SBI損保

です。

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その他の8社は、10月になっても火災保険料の値上げは行われていないようでした。
特にネット型火災保険は火災保険料が変わっていない傾向にありました。
ネット型火災保険についてはこちらで詳しく紹介しています
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ここからは、火災保険料が値上げされた6社について詳しく見ていきたいと思います。

火災保険の値上げどのくらい?火災保険会社6社を徹底分析!

では、三井住友海上の火災保険料からチェックしていきましょう。

火災保険料見積もり条件

  • 保険金額:建物2500万円、2000万円、1500万円、1000万円、家財1000万円、500万円、300万円、100万円
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

三井住友海上「GKすまいの保険」の値上げはどのくらい?

三井住友海上「GKすまいの保険」の火災保険料の値上げ率を調査したところ、-4.2%~15.3%の値上げとなりました。

建物構造別値上げ率

  • H構造(木造非耐火戸建)・・・-3.3%6.7%
  • T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)・・・-4.2%8.1%
  • M構造(マンション)・・・-1.1%15.3%
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必ず火災保険料が値上げされているわけではなく、値下げされていることもありました。

今回の調査では、保険金額以外の見積り条件は同じに設定して保険料を調査しているため、契約する保険金額によって値上げされたり値下げされたりしていることがわかりました。

火災保険料が値下げされていた時(-4.2%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
55,530円57,860円-2,330円
  • 保険金額:建物1000万円、家財500万円
  • 建物構造:T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

火災保険料の値上げ率が高い時(15.3%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
47,910円40,560円+7,350円
  • 保険金額:建物1500万円、家財100万円
  • 建物構造:M構造(マンション)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

このように、火災保険料は必ず値上がりしているのではなく、契約する保険金額(建物・家財)によって変化するため、自分の契約する保険金額が値上げされているのか、値下げされているのかをチェックする必要があります。

また三井住友海上では、契約する建物の保険金額が高額で家財の保険金額が少額であるほど値上がり率が高い傾向にありました。

三井住友海上では、建物構造がマンション(M構造)の値上げ率が一番高くなっていました。

保険金額だけでなく、建物のある都道府県や契約する補償内容によっても火災保険料は変わってきますので、ご注意ください。

あいおいニッセイ同和損保「タフ・住まいの保険」の値上げはどのくらい?

あいおいニッセイ同和損保「タフ・住まいの保険」の火災保険料の値上げ率を調査したところ、1.9%~31.3%の値上げとなりました。

建物構造別値上げ率

  • H構造(木造非耐火戸建)・・・10.5%15.0%
  • T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)・・・1.9%16.9%
  • M構造(マンション)・・・28.1%31.3%
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あいおいニッセイ同和損保の場合は、値下げされた火災保険料はありませんでした。

火災保険料の値上げ率が低い時(1.9%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
58,030円56,950円+1,080円
  • 保険金額:建物1000万円、家財500万円
  • 建物構造:T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

火災保険料の値上げ率が高い時(31.3%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
37,860円26,000円+11,860円
  • 保険金額:建物1000万円、家財100万円
  • 建物構造:M構造(マンション)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

あいおいニッセイ同和損保「タフ・住まいの保険」の場合、三井住友海上「GKすまいの保険」と比較すると、今回の10月での値上げ率が高い火災保険会社であるということが言えると思います。

また、あいおいニッセイ同和損保「タフ・住まいの保険」では、契約する家財の保険金額が少ないほど値上がり率が高い傾向にありました。

FP

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特にマンションの火災保険料の値上げが顕著にみられます。

損保ジャパン「THE すまいの保険」の値上げはどのくらい?

損保ジャパン「THE すまいの保険」の火災保険料の値上げ率を調査したところ、-19.7%~25.7%の値上げとなりました。

建物構造別値上げ率

  • H構造(木造非耐火戸建)・・・-19.7%14.8%
  • T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)・・・-9.4%25.7%
  • M構造(マンション)・・・8.8%25.3%
FP

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損保ジャパン「THE すまいの保険」では、H構造で20%近く値下げされているものもありました。

火災保険料が値下げされていた時(-19.7%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
151,720円181,550円-29,830円
  • 保険金額:建物1000万円、家財1000万円
  • 建物構造:H構造(木造非耐火戸建)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

火災保険料の値上げ率が高い時(31.3%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
56,380円41,890円+14,490円
  • 保険金額:建物1000万円、家財100万円
  • 建物構造:T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

損保ジャパン「THE すまいの保険」では、H構造の火災保険料が値上げではなく値下がり傾向にありました。
また、契約する保険金額(建物・家財ともに)が少額であるほど値上がり率が高い傾向にありました。

東京海上日動「Total assist 住まいの保険」の値上げはどのくらい?

東京海上日動「Total assist 住まいの保険」の火災保険料の値上げ率を調査したところ、-2.7%~6.2%の値上げとなりました。

建物構造別値上げ率

  • H構造(木造非耐火戸建)・・・-2.7%1.1%
  • T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)・・・-1.1%2.2%
  • M構造(マンション)・・・3.0%6.2%
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東京海上日動「Total assist 住まいの保険」は、他5社に比べて火災保険料の値上げ率が低い数値となりました。
今までの火災保険料と大きく変化がなかったということです。

火災保険料が値下げされていた時(-2.7%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
81,970円84,210円-2,240円
  • 保険金額:建物1000万円、家財100万円
  • 建物構造:H構造(木造非耐火戸建)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

火災保険料の値上げ率が高い時(6.2%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
50,960円54,340円+3,380円
  • 保険金額:建物1500万円、家財500万円
  • 建物構造:M構造(マンション)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

損保ジャパン「THE すまいの保険」では、契約する保険金額(建物・家財ともに)が高額であるほど保険料の値上げ率が高くなり、少額であるほど値上げ率も低くなっていました。

日新火災「住自在」の値上げはどのくらい?

日新火災「住自在」の火災保険料の値上げ率を調査したところ、4.4%~17.3%の値上げとなりました。

建物構造別値上げ率

  • H構造(木造非耐火戸建)・・・4.4%8.4%
  • T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)・・・9.6%17.3%
  • M構造(マンション)・・・15.4%16.5%
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日新火災「住自在」は、全体的に値上がり傾向にあり、値下げされてる火災保険料はありませんでした。

火災保険料の値上げ率が低い時(4.4%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
181,750円173,840円-7,910円
  • 保険金額:建物1500万円、家財1000万円
  • 建物構造:H構造(木造非耐火戸建)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

火災保険料が値上げ率の高い時(17.3%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
123,880円102,420円+21,460円
  • 保険金額:建物2500万円、家財300万円
  • 建物構造:T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

日新火災「住自在」では三井住友海上と同様、契約する建物の保険金額が高額で家財の保険金額が少額であるほど値上がり率が高い傾向なっていました。

SBI損保の値上げはどのくらい?

SBI損保の火災保険料の値上げ率を調査したところ、-13.7%~12.0%の値上げとなりました。

建物構造別値上げ率

  • H構造(木造非耐火戸建)・・・-1.6%12.0%
  • T構造(鉄骨造・木造耐火戸建)・・・-10.7%7.4%
  • M構造(マンション)・・・-13.7%9.5%
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SBI損保は、マンションの火災保険料の値上げ率が低いという特徴がありました。
他の火災保険会社はマンションの保険料の値上げ率が高かったため、マンション住民はありがたいですよね。

火災保険料が値下げされていた時(-13.7%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
65,790円74,820円-9,030円
  • 保険金額:建物1000万円、家財1000万円
  • 建物構造:M構造(マンション)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

火災保険料が値上げ率の高い時(12.0%)の見積り条件

火災保険料
(2019年10月現在)
旧火災保険料
(~2019年10月)
差額
220,150円193,640円+26,510円
  • 保険金額:建物2500万円、家財100万円
  • 建物構造:H構造(木造非耐火戸建)
  • 基本補償:契約できるもの全て(火災~破損など)
  • 築年数:新築
  • 保険期間:5年間
  • 建物場所:東京都

SBI損保では、日新火災・三井住友海上と同様、契約する建物の保険金額が高額で家財の保険金額が少額であるほど値上がり率が高い傾向がありました。

これから火災保険はどう選べばいいの?

火災保険料が値上げされたことにより、今まで紹介していた相場や火災保険料ランキングの順位が変わってしまいました。
2019年10月の火災保険料の値上げを受けて、火災保険の選び方について紹介します。

FP

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火災保険は保険料だけで選ぶのは危険ですが、保険料も大事ですよね。
同じ補償なら少しでも安い方が良いですよね。

火災保険で保険料を重視される方には!

火災保険を選ぶ時に、保険料の安さを重視する方にはダイレクト型火災保険をおすすめします。
今回の火災保険料の値上げに伴い、14社の火災保険会社の保険料を調査しましたが、ダイレクト型(インターネット型)火災保険は保険料を値上がりしていませんでした。

ダイレクト型火災保険と呼ばれるため、火災保険への契約申込や補償内容選びもインターネット上で自分で行う必要があります。
それを楽だと捉えるか、面倒だったり難しいと捉えるかは人それぞれですが、代理店を通さずにインターネット上で契約できることにより保険料は他社よりも安く設定されています。

こんな方はダイレクト型火災保険がおすすめ

  • インターネット上で契約したい!
  • 自分で補償内容を選びたい!
  • とにかく火災保険料を安く抑えたい!

火災保険料よりも大手保険会社で加入したい方には!

大手火災保険会社の場合、代理店に相談して契約するという流れになります。
そのため、多くの人が介入するため保険料もダイレクト型火災保険よりは高めになってしまいます。
しかし、大手なので知名度や保険に加入している人数は、ダイレクト型火災保険よりも多いため、加入後の安心感や手厚いサポート等を受けられる可能性があります。

加入する補償内容なども、代理店の人と相談しながら決めることができるので、加入漏れが起きる心配もありません。

こんな方は大手火災保険会社がおすすめ

  • 自分で補償内容を選べない!
  • インターネットで契約することに不安がある!
  • 保険は保険料よりも安心感で選ぶ!

もちろん、ダイレクト型火災保険、大手火災保険の中でも、値上げ率の違いがあるように火災保険ごとに特徴があります。

今加入している火災保険が、近年災害が多いため現在値上がりしていなくても、値上がりする可能性があります。
火災保険の更新が近い方は、そのまま更新せずに一度見直してみてください。

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その中からどの火災保険にするか選び方が難しいという方は、同じ条件で火災保険料を比較できるシミュレーションツールを用意しているので、使ってみてください。