税金

住宅購入後に送られてくる税務署からの『お尋ね』の内容と書き方を解説

監修者

住宅ローンアドバイザー/ファイナンシャルプランナー】 FPオフィスケルン 代表 佐藤 陽

住宅ローンアドバイザー/ファイナンシャルプランナー 佐藤 陽

マイホームを持ちたいと希望する方に20年後も家族が笑って過ごせるマイホーム購入を実現するサポートを行う。大手ハウスメーカーにて15年間、家づくりの最前線で年間300件を超える住宅ローンアドバイス、ローン取次業務を経験する。将来の家計を見据えた無理のない家づくり予算を導き出す独自の「家づくり予算診断サービス」はこれからマイホームを購入しようとするお客様に好評を得ている。住宅ローンについても金融機関ごとの審査の傾向を把握した住宅ローン選定のお手伝いなど家づくりをお金の面からサポートしている。机上の理論だけではなく、融資申込から審査対応・融資実行までの実務に精通し、更に家づくりの現場を知る強みを持つ。
【保有資格】ファイナンシャル・プランナー(AFP) 住宅ローンアドバイザー 宅地建物取引士

住宅を購入してしばらくすると、税務署から『お買いになった資産の買入価額などについてのお尋ね』という書類が送られてくる事があります。

この書類に対する回答は法律に定められた義務ではないため、回答しなくても罰則規定はありません。
しかし、税務署が少しでも不審に感じれば念入りな税務調査に発展する恐れもあるため、無用の混乱を避けるためにも正しく記入して返送するようにしましょう。

面倒と思わずに、必ず記載して返送するようにしましょう。

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お尋ねは、そもそも何のための調査?

これは税務署が住宅購入の資金に不自然なところがないかを確認するためのものです。

税務署は大きなお金が動く住宅購入のタイミングで、購入資金の出所を確認することにより、個人事業主や自営業者であれば確定申告で納税を正しく行っているか、購入資金の贈与税は正しく納付されているかを確認する事ができます。

税務署側からすると、住宅購入時は申告漏れによる税金未納を大きく防ぐ事ができる、一つのポイントになっています。

書類には購入資金の出所を詳細に書いて返送しますが、内容のつじつまが合っていないと、税務調査が行われる事になります。

実際このような書類が送られてきます(実物)
お買いになった資産の買入価額などについてのお尋ね

税務署からの「お尋ね」はどんな人に届くの?

対象者は税務署が任意で選ぶため、住宅を購入した全員に届くわけではありませんが、届く確率は高いです。

また、住宅購入時だけではなく、住宅ローンの完済を行ったタイミングや、多額の繰り上げ返済を行った場合にも届く事があります。

多額のお金が動くタイミングで、届く可能性があると思っておくようにしましょう。

書き方と確認のポイント

お買いになった資産の買入価額などについてのお尋ね

※クリックで拡大表示

3600万円のマンションを共働き夫婦が購入した場合

頭金:夫300万円、妻200万円、夫が父から贈与100万円
住宅ローン:3000万円

①共有者の持分割合
共有名義の場合は、資金を負担した割合と、持分割合の整合性が取れているかがポイントになります。

もしどちらかの割合が多いと贈与とみなされて贈与税がかかる場合があります。

②預貯金の額
出資した預貯金が収入に見合っているか

③借入金の額
借入金が収入に見合っているか

④資金の贈与
父母などから贈与税の基礎控除額(年間110万円)を超える贈与があった場合に贈与税の申告が行われているか

特に重要なポイント

調達した資金と購入費用が合っているか
『3 買い入れた資産の買入価格 + 4 費用』と、『5 支払全額(合計額)の調達方法 合計』金額が一致しているか

親から資金を援助してもらった場合
住宅購入の資金を親から援助してもらった場合、借りた or 贈与なのか、借りたのであればキチンと返済しているのか、贈与の申告しているのか、
などをチェックされます。

親から借入を行う場合は、必ず事前に金銭消費貸借契約書を作成し返済をするようにしましょう。

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  • この記事を書いた人

住宅ローンの教科書 編集部

住宅ローンの教科書では、わかりにくい住宅ローン選びの疑問と不安を解消するための情報発信をしています。ファイナンシャルプランナー(FP)ならではの視点でアドバイスしているので、これから住宅ローンを探そうとしている方や借り換えを考えている方は是非チェックしてください。

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