掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険があるけれど、どういった違いがあるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。
本記事では掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険の違いについて詳しく解説していきます。
生命保険に加入する際に、掛け捨て型か貯蓄型のどちらが適しているか迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険をわかりやすく解説
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険の基本的な特徴を解説していきますので、それぞれ詳しく見ていきましょう。
掛け捨て型生命保険は支払った金額が戻らない
掛け捨て型生命保険とは、契約した保険期間内に保険金の支払に該当する事故が起きない限り、加入者が支払った掛け金は戻らない保険のことです。
掛け捨て型生命保険は保険本来の形である、社会的な互助制度の仕組みにのっとった払い込み方法といわれています。
互助制度の仕組みとは、大多数の保険加入者から、掛け金として保険料を預かり、保険事故が発生した保険加入者に対して預かった保険料を原資に保険金として支払う仕組みです。
事故が発生しなければ保険料が戻ってこないため、一般的に掛け捨て型生命保険は相場は割安な価格設定になっています。
貯蓄型保険は掛け金が資金として残る
貯蓄型保険とは、保険の仕組みに加え、貯蓄の仕組みを付け加えた保険のことです。
貯蓄型保険は掛け捨て型生命保険と異なり、保険期間の満了や、保険事故が起こった際に保険金が支払われるのが特徴です。
保険事故がなかったとしても手元に払い込んだ掛け金が資金として残ります。
貯蓄型保険は支払額に応じた保険金額が必ず戻るため、将来の資産形成にも役立たせることが可能です。
そのため、掛け捨て型生命保険よりも相場は割高な価格設定となっています。
生命保険を選ぶ時の注意すべきポイント
生命保険に加入する際、注意すべきポイントを4つ紹介します。
- 自分が保険にもとめる目的は何か
- 保険金額は自分にとって適切か
- 保険期間は適切か
- 掛け金は適切か
それぞれについて、詳しく説明していきます。
自分が保険に求める目的は何か
生命保険に加入する際、最初に注意すべきことは自分が何を保険に求めるかです。
保険とは自身の貯蓄で賄えない将来のリスクに備える手段です。
- 自分に万が一の際、残された家族に残す保障なのか
- 自分がけがをした際の治療費なのか など
世の中には様々な保険が存在しているため、自分が何を保険に求めるかを明確にするかは、とても重要です。
保険を探し始める前に、まずは自分にとって何を保険に求めるかを明確にしましょう。
保険金額は自分にとって適切か
保険金額を設定する際、自分にあった金額を設定することも重要です。
生命保険に加入する際、保険金額を設定することができます。
この時、自分にあった保険金額を設定することで、自分にとって適切な掛け金に近づきます。
例えば、遺族に残す目的のため死亡保険に加入する際、保険金額を500万円に設定するのと2,000万円に設定するのでは、掛け金も約4倍変わってきます。
保険金額は高いほど良いというものではないため、自分に合った保険金額に設定しましょう。
保険期間は適切か
生命保険に加入する際、保険期間についても考えることが大切です。
例えば、一生涯にわたって保障を受けたいのか、一定期間だけ保障が続けば良いのかなどです。
子どもが収入のない学生のうちは保障を厚くかけておき、将来社会に出て働きに出た際に保険を切り替えるなど、保険期間を定めることで将来保険を見直す選択肢を増やすことができます。
生命保険に加入する際には、どれだけの期間、保障を受けるのか検討しましょう。
掛け金は適切か
生命保険に加入する際、掛け金は適切かどうかについて検討することも重要です。
生命保険は将来のリスクに備える目的のため加入しますが、そのための掛け金は今現在の収入から支払いをしていきます。
将来のリスクに備えるとはいえ、今現在の生活を切り詰めてまで保障を厚くするのは妥当とは言えません。
支払い方法など、掛け金に関連する項目と合わせて適切か検討しましょう。
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険の違い
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険の違いを以下の表にまとめました。
| 掛け捨て型生命保険 | 貯蓄型保険 | |
| 掛け金の相場 | 安い | 高い |
| 解約返戻金 | なし | あり |
| 満期保険金 | なし | あり |
表からもわかる通り、掛け捨て型生命保険は掛け金が戻らず、一方貯蓄型保険は必ず払い込んだ掛け金に応じて満期保険金または解約返戻金が戻る点が異なります。
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険の種類の違い
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険には様々な種類があります。
【掛け捨て型生命保険の種類】
| 種類 | 特徴 |
| 定期保険 | 保険期間に期限がある |
| 収入保障保険 | 保険金を分割で受け取れる |
| 医療保険 | けがや病気の医療費の一部を保障 |
| がん保険 | ガンと診断された場合やガンによる治療を保障 |
【貯蓄型保険の種類】
| 種類 | 特徴 |
| 終身保険 | 保険期間が死亡するまでの一生涯 |
| 養老保険 | 定めた保険期間の満期時に死亡保険金と同額を受け取れる |
| 学資保険 | 教育資金が必要な時期に保険金を受け取れる |
| 個人年金保険 | 払込期間終了後、一定期間にわたり年金として受け取れる |
上記の表からもわかる通り、掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険の中にも特徴があり、ニーズに合わせて保険を選ぶことができます。
例えば、毎月の掛け金を抑えたい人は定期保険がおすすめですし、子どもの教育資金の備えを必要としている人は学資保険が向いているでしょう。
自分の必要な保障を比較することで、必要な保険を見つけてみてください。
貯蓄型保険のみの特徴
解約返戻金
掛け捨て型生命保険には解約返戻金がありませんが、貯蓄型保険には解約返戻金がもらえる保険もあります。
種類と特徴を表にまとめました。
| 種類 | 特徴 |
| 従来型 | 払込保険料に比例 |
| 低解約返戻型 | 払込期間中は保険料が割安 |
| 無解約返戻型 | 解約返戻金がないか僅少 |
貯蓄型保険における解約返戻金には種類があります。
従来型は払込保険料に比例した解約返戻金となりますが、低解約返戻金は払込期間中の返戻率が低くなります。
このように貯蓄型保険を選ぶ場合にも、解約返戻金がどのくらいもらえる保険なのかよく確認しましょう。
満期保険金
貯蓄型保険には満期保険金がもらえる保険もあります。
| 種類 | 満期保険金を受け取れる時期 |
| 養老保険 | 満期時までに保険事故が発生していない時 |
| 学資保険 | 子どもの入学や進学時 |
| 生存給付金付定期保険 | 一定期間ごと生存していた時 |
満期保険金は、設定した保険期間が満了した場合に、受け取ることができる保険金です。
表のように満期保険金を受け取れるタイミングは保険により異なるので、自分に合った保険を選択するようにしましょう。
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険のメリット・デメリット
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険のメリット・デメリットについてご紹介していきます。
掛け捨て型生命保険のメリット・デメリット
メリット
- 掛け金が貯蓄型保険よりも安い
- 保障の見直しがしやすい
デメリット
- 保険金以外に受け取れる解約返戻金と満期保険金がない
貯蓄型保険のメリット・デメリット
メリット
- 将来の資産形成に役立つ
- 解約返戻金、満期保険金を受け取れる
デメリット
- 掛け捨ての生命保険に比べて掛け金が割高
- 保険期間中に解約すると解約返戻金が支払った掛け金を下回ることがある
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険の特徴を踏まえ、どちらがご自分のニーズに合っているか判断することが大切です。
掛け捨て型生命保険がおすすめな人
掛け捨て型生命保険がおすすめな方はこちらです。
掛け捨て型生命保険がおすすめな人
- 保険料を安く抑えたい人
- ほかに加入している保険でカバーできない保障をつけたい人
- 定期的に保険を見直したい人
掛け捨て型生命保険は保険料が安いのが大きな特徴のため、こまめに保障内容を見直すといった人におすすめです。
複数の保険に加入している人であれば、加入している保険では保障されない部分を掛け捨て型生命保険で充当することも良いでしょう。
掛け捨て保険で十分かも?と一度検討を
保険本来の目的は、万が一のリスクに備えて必要な保障を検討して準備すること。
必要以上の保障をつけたり、保険とは別に将来の資産形成の手段を持っている方は、無理に掛け金を増やして保険に加入する必要はありません。
自分に必要な保障を整理して手厚く設計すれば、掛け捨て保険で十分満足のいく掛け金で納得の保障を受けられるでしょう。
貯蓄型保険がおすすめな人
貯蓄型保険がおすすめな方はこちらです。
貯蓄型保険がおすすめな人
- 掛け金は最終的に手元に戻したい人
- 貯金が苦手な人
- 将来必要になる資金を貯めたい人
- 保険で資産形成もしたい人
貯蓄型保険は、貯金としてではなく保険プラス将来必要となる資金を貯められる特徴を持っています。
万が一の事故だけでなく、将来の資産形成のために活用を考えている人に最適です。
自分に合った保険を選ぶことが重要
生命保険の掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険について解説しました。
掛け捨て型生命保険と貯蓄型保険のどちらが自分に向いているかは、人それぞれ異なります。
特徴やメリット・デメリットを参考に、自分にあった最適な保険を見つけてください。