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通院中でも生命保険に入れる?加入できる保険と告知のコツ

ウィズマネ生命保険編集部 ファイナンシャルプランナー

ウィズマネ生命保険では、生命保険会社のホームページや資料情報から、料金や保険内容を細かくまとめて紹介しています。ファイナンシャルプランナー(FP)ならではの視点でアドバイスしているので、これから生命保険の加入や変更を考えている方は是非チェックしてください。

通院治療中でも生命保険に加入することは可能です。引受基準緩和型保険や無選択型保険など、通院中の方向けの保険商品が複数あり、疾病の種類や症状の安定度によっては通常の生命保険に加入できるケースもあります。
この記事では、通院中の方が選べる保険の種類と、告知書の正しい書き方について詳しく解説します。

通院治療中でも加入できる生命保険の種類と審査の仕組み

通院中の方が生命保険に申し込むと、保険会社は告知書の内容をもとに審査を行います。審査では通院の原因疾患・治療状況・症状の安定度が重視され、これらの要素によって加入可否や条件が決まります。

厚生労働省の令和5年患者調査(傷病基本分類別)によると、通院で治療を受けることの多い代表的な疾患の総患者数は以下の通りです。

疾患カテゴリ 総患者数
高血圧性疾患(本態性高血圧など) 約1,609万人
脂質異常症 約459万人
不安障害・神経症性障害(パニック障害・全般性不安障害など) 約118万人

出典:厚生労働省 令和5年患者調査(傷病基本分類別総患者数)

このように、通院しながら生活している方は非常に多く、保険会社もこうした方への引き受けを想定した商品を用意しています。完治の見込みがある場合や数値が安定している場合は、審査通過の可能性は十分にあります。

FP
「通院中だから絶対に入れない」と思い込んでいる方が多いのですが、実際には疾患の種類と治療経過次第です。まずは現在の治療状況を整理することから始めましょう。

通常の生命保険に加入できる通院中のケース

以下のような状況であれば、通常の生命保険に加入できる可能性があります。

  • 軽度の疾患で症状が安定しており、経過観察のみ行っている場合
  • 定期的な検査のみで投薬治療を受けていない場合
  • 通院開始から6ヶ月以上経過し、検査数値が改善傾向にある場合

たとえば、健康診断で軽度の脂質異常を指摘され3ヶ月に1回の経過観察で通院している方は、数値が基準値内に収まっていれば通常の生命保険に加入できるケースがあります。

条件付き承諾(部位不担保・保険料割増)で加入できるケース

通常の条件では引き受けられないものの、部位不担保や保険料割増などの条件を付けることで加入できる場合があります。

部位不担保(特定部位不担保)とは、特定の部位や疾病を保障対象外とする条件です。たとえば、胃の疾患で通院中の方が医療保険に加入する場合、胃に関する入院・手術は5年間保障対象外といった条件が付くことがあります。

保険料割増は、標準的な保険料に一定の割合を上乗せして加入する方法です。割増率は疾患の重症度や治療状況によって異なります。

条件付きでも加入するメリットは、対象外の部位以外の保障は通常通り受けられる点です。ただし、治療が終了し通常2〜5年程度経過した後に条件なしの保険に入り直せる可能性もあるため、長期的な視点で判断することが大切です。

通院中の人が選べる4つの保険タイプと加入条件比較

通院中の方が検討できる保険タイプは主に4種類あります。それぞれの特徴を比較してみましょう。

保険タイプ 告知の厳しさ 保険料の目安 保障内容
通常の生命保険 厳しい 標準 充実
引受基準緩和型 緩やか 割高 やや制限あり
無選択型 告知不要 割高 制限が多い
少額短期保険 商品による 商品による 限定的

通院状況別 保険タイプの選び方フローチャート


まずは現在の通院状況を確認し、以下の流れで保険タイプを絞り込みましょう。

  • 投薬なし・数値安定(経過観察のみ)→ 通常の生命保険に申し込める可能性あり
  • 投薬治療中だが症状安定 → 条件付き(部位不担保・保険料割増)で通常の保険、または引受基準緩和型を検討
  • 治療中・症状が不安定 → 引受基準緩和型の告知項目を確認
  • 引受基準緩和型でも加入不可 → 無選択型または少額短期保険を検討

※1社で断られても、保険会社によって審査基準が異なるため、複数社への申し込みが有効です。

引受基準緩和型保険の特徴と加入条件

引受基準緩和型保険は、告知項目が3〜5項目程度に限定されている保険です。一般的な告知項目の例は以下の通りです。

  • 過去3ヶ月以内に入院・手術をすすめられたことがあるか
  • 過去2年以内に入院または手術をしたか
  • 過去5年以内にがん・肝硬変などの特定疾病と診断されたか

これらの項目に該当しなければ、現在通院中でも加入できる可能性があります。ただし、加入後1年間は給付金が削減される商品があるため、契約前に削減期間の有無と内容を確認してください。

無選択型保険の特徴と注意点

無選択型保険は告知が一切不要で、誰でも加入できる保険です。ただし、以下のような制限があります。

  • 保険料が通常より割高
  • 加入から一定期間(通常2年程度)は持病による入院・死亡が保障対象外
  • 死亡保険金の上限が低めに設定されている

無選択型は、引受基準緩和型でも加入できなかった場合やどうしても保障が必要という場合の選択肢として位置づけるのが適切です。

少額短期保険と団体保険という選択肢

少額短期保険は、保険期間が1〜2年、保険金額の上限が限定された保険です。告知項目が少ない商品もあり、持病がある方向けの商品も存在します。

また、勤務先の団体保険は個人で加入するより告知が緩和されているケースがあります。会社の福利厚生を確認してみる価値があります。

疾病別に見る通院中の告知ポイントと審査への影響度

疾病の種類によって審査の難易度は大きく異なります。ここでは代表的な疾病別に、告知のポイントを解説します。

疾患カテゴリ通常の生命保険引受基準緩和型無選択型

高血圧・脂質異常症(数値安定) 加入できる可能性あり 加入しやすい 加入可
高血圧・脂質異常症(数値不安定) 条件付きの可能性あり 加入しやすい 加入可
精神疾患(通院中) 難しい傾向 商品により可能性あり 加入可
がん(治療終了・経過観察中) 経過年数による 加入しやすい 加入可
がん(治療中) 難しい傾向 商品により可能性あり 加入可

※上記は業界の一般的な傾向を整理したものであり、実際の引き受け可否は保険会社・商品・個人の状況によって異なります。

高血圧・脂質異常症など生活習慣病で通院中の場合

生活習慣病は通院者数が多く、保険会社も多くのデータを持っているため、数値のコントロール状況が審査の重要なポイントになります。

ポイント


高血圧で通院中の方は、投薬によって血圧が安定していれば、通常の生命保険に加入できる可能性があります。告知書には現在の血圧値、服用中の薬名、投薬開始時期を正確に記載しましょう。

精神疾患・心療内科への通院がある場合

うつ病や不安障害などで心療内科に通院している場合、通常の生命保険への加入は難しい傾向にあります。これは、精神疾患が長期化しやすく、保険会社がリスクを測定しにくいためです。

ただし、引受基準緩和型保険では過去2年以内の入院歴などを問う告知項目が中心のため、通院のみで入院歴がなければ加入できる商品があります。

がん治療後の経過観察で通院中の場合

がん治療後の方は、がんの種類・ステージ・治療終了からの経過年数によって審査基準が異なります。一般的には、治療終了から通常5年程度経過し再発がなければ、通常の生命保険に加入できる可能性が高まります。

また、がん経験者向けの専用保険商品も複数販売されており、治療終了後比較的早い段階で加入できるものもあります。

告知書の正しい書き方と審査通過率を上げるコツ

告知書は保険契約の基礎となる重要な書類です。正確に記載することで、告知義務違反を防ぎ、適正な審査を受けられます。

FP
「病気を隠して加入したい」という相談を受けることがありますが、告知義務違反が発覚すると保険金が支払われないだけでなく、契約解除になることもあります。正直に告知したうえで、伝え方を工夫しましょう。
たとえば、告知書の自由記載欄に治療経過や数値の改善傾向を時系列で補足すると、審査担当者がリスクをより正確に判断でき、有利な条件で引き受けてもらえる可能性が高まります。

告知書に記載すべき通院情報の具体的な書き方

告知書には以下の情報を正確に記載します。

  • 正式な病名(診断書に記載されている名称)
  • 通院開始時期(年月まで)
  • 現在の通院頻度(月1回、3ヶ月に1回など)
  • 処方薬の名称と服用期間
  • 直近の検査数値(該当する場合)

注意ポイント


軽い症状だからと自己判断で通院歴を省略すると、告知義務違反となり保険金が支払われない可能性があります。迷った場合は記載しておくことが原則です。

審査に有利に働く追加資料の準備

告知書だけでは伝えきれない情報は、追加資料で補足できます。

  • 直近の検査結果や診断書のコピー
  • 数値の改善傾向がわかる時系列データ
  • 主治医の意見書(症状が安定している旨の記載)

これらの資料を添付することで、保険会社がより正確にリスクを判断でき、有利な条件で引き受けてもらえる可能性が高まります。

通院中の生命保険加入でよくある疑問と次のステップ

通院中でも、引受基準緩和型保険や条件付き承諾など複数の選択肢があります。まずは現在の治療状況を整理し、複数の保険会社に相談することが第一歩です。

告知で通院を隠すとどうなりますか?

告知義務違反となり、保険金や給付金が支払われない可能性があります。悪質な場合は契約解除となり、払い込んだ保険料も戻らないことがあります。

引受基準緩和型と通常保険はどちらが得ですか?

保障内容と保険料の総額で比較する必要があります。通常保険に条件付きで入れるなら、長期的には保険料総額が抑えられる傾向にあります。

通院が終わったら通常の保険に入り直せますか?

治療終了後、通常2〜5年程度(疾病により異なります)経過すれば、通常の保険に新規加入できる可能性があります。その際は現在の保険を解約するタイミングに注意が必要です。

複数の保険会社に同時申込しても問題ないですか?

問題ありません。保険会社によって審査基準が異なるため、複数社に申し込むことで選択肢が広がります。

FP
保険会社への事前照会を活用するのも有効です。正式な申込前に、告知内容をもとに引き受け可否の目安を教えてもらえるサービスを提供している保険会社があります。事前照会は審査の記録に残らないため、気軽に利用できます。

判断に迷う場合は、複数の保険会社の商品を扱う保険代理店やFPに相談することで、自分の状況に合った最適な保険を見つけやすくなります。

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