持病があるから保険には入れない、とお考えではないでしょうか?
保険にはさまざまな種類があり、持病があっても加入できる保険は数多くあります。
本記事は、持病があっても入れる保険の選び方を解説しているので、保険選びに迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
持病とは?
そもそも持病とは、その人が慢性的に持っている治りづらい病気のことで、具体的に定義されているわけではありません。
持病は「基礎疾患」や「慢性疾患」とも呼ばれていますが、厚生労働省では18歳以上の基礎疾患については以下のように定義しています。
- 慢性の心臓、肝臓、腎臓又は呼吸器の病気がある方
- 免疫の機能を低下させる病気にかかっている方
- 免疫の機能を抑制する治療を受けている方
- 免疫異常に伴う神経疾患又は神経筋疾患にかかっている方
- 神経疾患又は神経筋疾患を原因として、身体機能が低下している方
- 染色体に異常のある方
- 血液の病気にかかっている方(18歳以上で、鉄欠乏性貧血にかかっている方は除く)
- その他、新型コロナウイルス感染症にかかった場合に重症化するおそれが大きいと医師が認める方
- インスリンやその他の糖尿病治療薬で治療中又は 合併症のある糖尿病の方
- 睡眠時無呼吸症候群の方
- 重い精神疾患にかかっている方
- 知的障害がある方
- BMI(BMI=体重(kg)/身長(m) 2)が30以上の方
持病があっても入れる4つの保険
保険の加入時には、自身の健康状態について告知が必要ですが、持病があるからといって必ず入れなくなるわけではありません。
以下の4種類は、持病があっても入れる可能性のある保険です。
- 通常の保険
- 引受基準緩和型保険
- 無選択型保険
- 少額短期保険
1つずつ詳しく説明しますので、持病がある方は参考にしてみてください。
通常の保険
通常の生命保険や医療保険は、持病があっても加入できる可能性があります。
保険の告知項目は、保険会社や商品により異なり、持病の申告が必要ない場合も少なくありません。
仮に持病が原因で希望の保険に加入できなかったとしても、他の保険会社では問題ないケースもあるので、同じような保障内容の保険を探してみてください。
ただし、保険によっては持病に関わる部分の保障がなかったり、保険料が割高に設定されている場合もあるので、加入の際は注意しましょう。
引受基準緩和型保険
通常の保険よりも、告知項目が少ないのが引受基準緩和型保険です。
引受基準緩和型保険は、3〜5項目程度の告知で加入できるので、持病がある方は通常の保険よりも加入できる確率が高くなります。
持病に関わる部分も保障対象になりますが、通常の保険よりも保険料が高くなったり、加入後すぐには保障が発生しないケースもあるので、注意が必要です。
無選択型保険
保険加入の際に、告知の必要がないのが無選択型保険で、持病がある方でも入りやすいのが特徴です。
無選択型保険は、健康状態に関係なく加入できるという魅力がある一方、保険料は通常の保険や引受基準緩和型保険に比べると割高です。
また、引受基準緩和型保険と同様に、加入してから一定の期間は保障の減額が設定されているケースが多くなっています。
無選択型保険に加入を検討する際は、保障内容をしっかり把握するようにしましょう。
少額短期保険
少額短期保険は、契約期間や保障金額に制限がある保険で、生命保険であれば契約期間1年以下・保障額300万円以下という制限があります。
少額短期保険は保険商品の種類が豊富で、持病がある方でも入れる保険が様々あります。
短期での保障を求めている方に向いている保険といえるでしょう。
注意点は、毎年更新していくとその都度保険料が上がってしまうという点があげられます。
持病がある方におすすめな保険の選び方
保険はさまざまな商品がありますが、加入を検討する際は以下の事項を意識してみてください。
- 自身に必要な保障内容を確認する
- まずは通常の保険を検討する
- 各種保険のメリットデメリットを把握する
- 保険の加入後も見直しを欠かさない
持病があっても入れる保険が見つかってもあわてて契約せずに、落ち着いて商品を見定めましょう。
自身に必要な保障内容を確認する
保険を検討する際は、自分に必要な保障額や保険期間を確認しましょう。
具体的には、以下の点に注意してみてください。
- 保障金額はいつ、どのくらい必要か
- 持病に関する保障は必要か
例えば、今は大きな保障額は必要なくても、子どもの成長に合わせて必要になるケースは少なくありません。
また、子どもが独立したあとは保障額を減らしても問題ない場合も多いでしょう。
加えて、持病に関する保障の有無も保険を選ぶ際は大切です。
自身のライフプランと照らし合わせて、もしものときに必要な金額を算出してみてください。
まずは通常の保険を検討する
持病があると保険に入るのは難しいと考え、比較的容易に加入できる保険から検討しがちですが、まずは通常の保険から選ぶようにしましょう。
保険契約の際の告知内容は、保険会社や商品によって異なるため、通常の保険でも告知項目が少ないものもあります。
持病があっても加入できる保険はあるので、まずは自分の理想通りの保険商品を探して、加入できなかった場合は他の保険を検討するようにしてみてください。
各種保険のメリット・デメリットを把握する
通常の保険以外を検討する場合は、それぞれのメリット・デメリットを正確に把握しましょう。
各保険の基本的な特徴を以下の表にまとめています。
| メリット | デメリット | |
| 通常の保険 |
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| 引受基準緩和型保険 |
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| 無選択型保険 |
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| 少額短期保険 |
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各保険の長所・短所を見極め、自分に合った保険を選択しましょう。
保険の加入後も見直しを欠かさない
保険は加入したら終わりではなく、契約期間中の見直しも大切です。
例えば、加入した当時は手術を受けたばかりで入れなかった保険も、年月が経つと加入できるようになりますし、家族構成が変化したときなどは必要な保障額も変わってきます。
保険を見直すと、保険料や保障内容が今よりも良くなる場合もあるので、忘れないようにしましょう。
持病があっても入れる保険についてよくある質問
持病があっても入れる保険について、疑問点をまとめました。
保険に入れない持病はあるの?
各保険会社や商品により異なるので、一概に「この持病は保険に加入できない」というのはありません。
ですが、一般的にはがんや肝硬変などは、保険の加入が難しい傾向があります。
持病があっても入れる保険のデメリットは?
通常の保険と比べて、持病があっても入れる保険は保険料が高い傾向があります。
また、加入後すぐに保障が受けられない場合もあるので、注意が必要です。
持病があっても入れる保険を選んで将来に備えよう
保険は将来の不安を抑える大切なものなので、できれば加入したいという方は多いでしょう。持病があっても入れる保険はありますが、正しい知識を持っての選択が重要です。
- 持病があっても通常の保険に加入できるケースがある
- 引受基準緩和型や無選択型の保険は告知項目が少ない
- 保険を選ぶ前に自身に必要な保障額や期間の算出が大切
- それぞれの保険のメリット・デメリットを把握する
- 保険の加入後も見直しを忘れない
持病がある方の中には、金銭面での不安を持っている方も多いと思います。
適切な保険を選ぶと不安は解消されるので、本記事を参考に保険を検討してみてください。