死亡保険

定期保険とは?加入するメリットと向いている人を紹介

渡辺 あい ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー2級。
金融機関に勤務し、金融業務・保険販売に従事していたが、出産を機に退職。現在は4人の子育てをしながらライターとして活動中。各企業の金融記事やYahoo!ニュースの記事も手掛けている。

万が一に備えて、生命保険に加入しておきたいと考える人は多いでしょう。
定期保険は、生命保険の種類のひとつです。

しかし、定期保険はすべての人に最適な保険というわけではありません。

本記事では生命保険を選択する上で知っておきたい定期保険の特徴と、どんな人に向いているのかを詳しく紹介していきます。

定期保険とは?

定期保険の特徴

定期保険は「掛け捨て保険」とも呼ばれる保険です。
一定の保険期間を設定し、その期間内に被保険者が死亡あるいは高度障害となった際に保険金が支払われるという性質があります。

掛け捨て保険のため、被保険者が生存している場合は保険期間が満期を迎えても、満期保険金が支払われることはありません。
さらに、定期保険は保険期間中に中途解約しても解約返戻金を受け取れないことがほとんどです。

この定期保険の保険期間には次の2つのパターンがあります。

  • 更新型(年満了)
  • 全期型(歳満了)

更新型(年満了)

更新型の定期保険は、保険期間を10年・20年と区切って設定する保険です。
満期を迎えると、保険期間が自動で更新されるという特徴があります。

保険期間や保障は同じ内容で継続されますが、保険料に関しては更新時の年齢で再計算されるため、一般的に更新ごとに保険料は高くなっていきます

全期型(歳満了)

全期型の定期保険では、設定した保険期間が満期を迎えると、保険が更新されることなく保険期間が終了します。

全期型の保険料は保険期間の長さに比例して高くなるのが一般的です。

定期保険の種類

さらに定期保険には、保険の加入目的や保険金の受け取り方によって次の4つの種類にわけることができます。

  • 平準定期保険
  • 逓減(ていげん)定期保険
  • 逓増(ていぞう)定期保険
  • 収入保障保険

平準定期保険

平準定期保険は保険期間中、死亡保険金の額が一定の保険です。

仮に保険金500万円の保険に加入し、その保険期間が20年であった場合、平準定期保険では保険期間中のどこで死亡しても同一の保険金が受け取れるため、保険金受取の条件を満たしてさえいれば、加入直後の1年目に死亡しても、満期直前の19年11カ月目に死亡しても500万円の保険金を受け取れるということになります。

逓減(ていげん)定期保険

逓減定期保険は、保険期間の経過に伴い保険金が減少していく保険です。

先ほどの「保険金の満額が500万円、20年間の保険期間」の保険の場合で考えてみましょう。
保険期間の加入直後の死亡では満額の500万円が支払われますが、保険期間が経過していく毎に400万円、300万円、200万のように保険金が少なくなっていきます。(保険金の減少の仕方は一例)

加入直後に手厚く、だんだんと保障が減っていく逓減定期保険は、実は子育て世帯に向いている保険といえます。
子育てには教育費や養育費(生活費)がかかるものですが、子どもが大きくなるにつれてそれらの費用がかかる期間が少なくなっていくので、子どもの成長に合わせて必要な保障を減らしていくことができるからです。

また受け取る保険金の変化はあるものの、保険料は一定額であることがほとんどで、一般的に逓減定期保険は平準定期保険と比べて保険料は安くなっています。

逓増(ていぞう)定期保険

逓増定期保険は、逓減定期保険とは逆に、保険期間の経過に伴い保険金が増加していく保険です。
保険金額は保険期間の経過とともにだんだんと増えていき、初年度の保険金額の5倍になるとその後は一定となります。

定期保険は解約返戻金を受け取れないことがほとんどですが、中途解約をした場合でも解約返戻金が支払われるという点が逓増定期保険の特徴です。

逓増定期保険は主に法人向けの保険となっており、節税対策としたり、保険金を経営者や役員が死亡した際の死亡退職金・退職慰労金・弔慰金に充てたりする目的で加入します。

収入保障保険

収入保障保険は、契約者が保険期間中に死亡・高度障害となった際に、保険期間の満期まで毎月保険金を受け取ることができる保険です。
年金のように毎月保険金を受け取ることができることが特徴で、一括受け取りも可能ですが、一般的に年金受け取りの方が総額が大きくなります。

収入保障保険はその名の通り「収入を保障」する保険なので、被保険者が死亡あるいは高度障害となり、一家の収入が途絶えてしまうリスクに備えて加入する保険です。

また、収入保障保険は保険期間が経過するにつれて保険金の受取額も少なくなっていくので、平準定期保険と比較して保険料が安いことが一般的です。

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定期保険と他の生命保険の違い

生命保険には定期保険の他に、貯蓄性のある終身保険・養老保険・個人年金保険があります。
これらの保険の特徴とともに、定期保険との違いを見ていきましょう。

終身保険

終身保険は、保障が一生涯続く保険で、いつ死亡しても保険金を受け取ることができ、中途解約をしても解約返戻金を受け取ることが可能です。

定期保険のように掛け捨てではないので、必ず保険金を受け取ることができ、相続税の対象としたり、解約返戻金を教育費や老後資金としたりすることもできます。

終身保険は貯蓄性の高い保険なので、定期保険と比べると保険料は高くなります。

養老保険

養老保険は一定期間に死亡した場合に死亡保険金が支払われ、満期まで生存していた場合は満期保険金が受け取れる保険です。

一般的に死亡保険金と満期保険金は同額となっています。

養老保険も貯蓄性の高い保険なので、定期保険よりも保険料は高くなることが多いです。

個人年金保険

個人年金保険は被保険者が一定の年齢に達すると年金を受け取ることができる保険です。

公的保険で不足する分を補填する老後準備金として目的で加入している人が多く、受け取り方は年金型と一括型から選択することができます。

定期保険に加入するメリット・デメリット

万が一の備えとなる定期保険ですが、加入にあたってメリットとデメリットを紹介していきます。

定期保険のメリット

定期保険に加入するメリットは次の2つです。

  • 保険料が安い
  • 定期的に見直しが可能

定期保険のメリットは何と言っても、少ない保険料で大きな保障を準備できることです。

また保険内容を定期的に見直すことができるため、結婚や出産、子どもの独立後などライフイベントに合わせて必要な保障を設定し直すことができます。
保険期間もライフステージに合わせて設定できるため、子育て中や住宅ローンの支払い期間だけ保険を契約することもできる柔軟性があります。

定期保険のデメリット

定期保険に加入するデメリットは次の3つです。

  • 掛け捨てなので保険料がもったいなく感じる
  • 更新のたびに保険料が上がる
  • 保険期間が終了後は保障がない

定期保険の多くは掛け捨てで解約返戻金もないので、貯蓄性がありません。
保険期間を健康に過ごせることは喜ばしいことではありますが、支払った保険料は保険期間が終了すると一切戻ってくることはないため「もったいない」と感じる人もいるでしょう。

また、保険料は更新のたびにその時の年齢に合わせて計算し直されるため高くなり、更新ごとに保険料の負担が大きくなるという側面もあります。

さらに、定期保険では終身保険のように保障は一生涯続かず、保険の契約期間が終了するとその後の保障を受けることはできません。
保険の更新はできますが、一定の年齢を過ぎると更新できなくなるものが多いので、一生涯の保障を用意したい人には向かない保険でしょう。

定期保険がおすすめなのはこんな人

定期保険はすべての人に最適な保険ではなく、向いている人と向いていない人がいます。
保険に加入する目的や保険に求める条件などを照らし合わせながら、定期保険が向いている人を紹介していきます。

少ない負担で手厚い保障が欲しい人

定期保険は少額の保険料で手厚い保険金を用意することができる保険です。
特に若い子育て世代では「まだ収入が多くないけれど、万が一の子どもの教育費や生活費が不安」というケースが多いでしょう。

このように高額な保険料は準備できないけれど、万が一に備えて充実した保障が必要な人には、定期保険はぴったりの保険といえます。

個人事業主

一般的に個人事業主は会社員と異なり、遺族厚生年金といった公的保障がないことから、万が一の際に残された家族に対する備えが手薄であることが考えられます。

また会社経営をしている場合は、経営者が死亡すると家族の生活費に負担がかかるだけでなく、会社の継続そのものが難しくなることもあるでしょう。
そのようなリスクに備えて、定期保険の中でも収入保障保険や逓増定期保険に加入しておくことをおすすめします。

ライフスタイルに合わせて定期保険をかしこく利用しよう

定期保険は日々の負担を抑えながら充実した保障を準備できる保険です。
ただし、保険料が掛け捨てであること、保険期間が過ぎると保障が受けられないといったデメリットもあります。

また、定期保険とひとくくりに言っても、必要な保障や加入の目的によって最適な定期保険の種類が異なります。
家族構成や就業状況に合わせて、必要な保障を算出し、自分に合った保険を選ぶようにしましょう。

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渡辺 あい ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー2級。
金融機関に勤務し、金融業務・保険販売に従事していたが、出産を機に退職。現在は4人の子育てをしながらライターとして活動中。各企業の金融記事やYahoo!ニュースの記事も手掛けている。

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