アート収集家が設計した45億円超のビーチフロント邸宅が市場に登場
ニューヨーク・ハンプトンズのブリッジハンプトンに位置するビーチフロント邸宅が、4,500万ドル(約45億円超)で売り出されました。物件の住所はデューン・ロード15番地。1980年代からニューヨークのアートシーンに深く関わってきたアルスラニアン・ダイヤモンドファミリーの2代目、故アラ・アースラニアン氏が2018年に建築した邸宅です。
売り出し価格は4,500万ドルで、仲介はカイル・ロスコ氏、ケレン・リングラー氏、ジョン・ゴメス氏(ダグラス・エリマン)が担当しています。購入希望者はダグラス・エリマンを通じて問い合わせが可能です。
アートコレクション保護を目的に設計された住宅仕様
この邸宅はマーク・C・マシューズ・アーキテクチャーおよびD'アポストロフィー・デザインとのコラボレーションにより設計されました。アースラニアン氏はジャン=ミシェル・バスキア、アンディ・ウォーホル、ジェフ・クーンズ、キース・ヘリング、ジュリアン・シュナーベルといった著名アーティストの作品を収集しており、この邸宅はそれらを展示するギャラリー的空間として構想されています。
外装にはUVカット仕様のアルカディア・ガラスが全面に採用されており、アート作品を紫外線から保護しながら海景を最大限に取り込む設計となっています。アート愛好家や資産家がセカンドホームに展示空間を求める際、このような素材・仕様の選定は参考になると考えられます。
物件スペックと主要設備
総面積は約7,000平方フィート(約650㎡)、敷地面積は約2エーカー(約8,000㎡)。メコックス・ビーチを望む3階建ての構造で、主な設備は以下の通りです。
居室・水回り:寝室7室、バスルーム7室、パウダールーム2室。多くの寝室にオーシャンビューのバルコニーが付属します。プライマリースイートには専用テラスと水景を望むシッティングエリア、大型ソーキングタブを備えたバスルームが設けられています。
リビング・エンターテインメント:2つのリビングエリアとダイニング、モダンキッチンを備えた大型グレートルーム、ウッドバーニング暖炉のあるオフィス、シアタールーム、ジム。各フロアをつなぐガラス張りのエレベーターからも海を望むことができます。
屋外設備:グレートルームに隣接する加温式ガナイト塩水プール。砂丘越しに大西洋を見渡せる立地となっています。
日本の超富裕層にとっての実務的考察
米国不動産を外国人として取得する場合、ニューヨーク州のマンション・戸建て購入には連邦・州の取得税のほか、外国人投資家向けのFIRPTA(外国人投資不動産税法)に基づく源泉徴収(売却時に売却額の最大15%)が発生する点を念頭に置く必要があります。ハンプトンズは一般的に夏季の賃貸需要が高く、シーズン賃料は高級物件で月額数十万ドルに達するケースもあります。資産活用の観点からは、購入後の短期賃貸運用も選択肢のひとつと考えられます。ただし、外国人による米国不動産取得は税務・法務上の整理が欠かせないため、米国現地の弁護士・税理士への事前相談が一般的です。