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海外ボーディングスクールの費用と選び方|イートン・ル・ロゼ・フィリップスの比較

海外ボーディングスクールとは、全寮制の教育機関で、生徒が学校の敷地内で学習と生活の両方を行う学校です。年間費用は外貨建てで約7万〜15万ドル相当(円換算で約1,000万〜3,000万円超、為替により変動)。スイスのル・ロゼが最高峰のCHF 10万〜15万超(約2,000万〜3,000万円超)、イギリスのイートン校が年間約£63,300・VAT込み(約1,300万円)、アメリカのフィリップス系が約7万〜8万ドル(約1,100万〜1,200万円)です。出願は入学12ヶ月前から準備を始めるのが標準で、トップ校からはIvy League・Oxbridgeへ高い進学実績があります。

海外ボーディングスクールの費用は年間1,000万〜3,000万円超:項目別内訳と総額試算

海外ボーディングスクールへの留学を検討する際、最初に把握すべきは年間総額と内訳です。学費(授業料)だけでなく、寮費・食費・活動費・渡航費を含めた総額で計画を立てる必要があります。なお、学費は外貨建てが基本のため、為替レートにより円換算額は大きく変動します。以下の円換算はいずれも2026年4月時点の概算レート(1USD≒159円、1GBP≒211円、1CHF≒200円)に基づく参考値です。

海外ボーディングスクール費用の項目別内訳(年間・カテゴリ別の目安)
費用項目 費用レンジ 備考
授業料 500万〜2,000万円 学校・カリキュラム・為替により変動
寮費 200万〜600万円 授業料に含まれる場合あり
食費 授業料・寮費に含まれる場合が多い 別途の場合100万〜200万円
活動費 30万〜150万円 課外活動・クラブ・遠征費
その他(保険・教材・渡航) 100万〜200万円 往復航空券は別途年2〜4回分
年間合計 1,000万〜3,000万円超 国・学校・為替により大きく変動

※上記はカテゴリ別の目安です。正式な学費は各校公式サイトの最新情報をご確認ください。

国別ボーディングスクール費用比較(カテゴリ別の目安)
年間費用レンジ 特徴
スイス CHF 8万〜15万超(約1,600万〜3,000万円超) 最高価格帯。多言語環境・少人数制
イギリス £4万〜6.5万(約850万〜1,400万円) 2025年以降VAT 20%加算。Aレベル・IB選択可
アメリカ $6万〜8万(約950万〜1,300万円) Financial Aid制度あり。AP中心

※上記はカテゴリ別の目安です。正式な学費は各校公式サイトの最新情報をご確認ください。

3年間〜6年間在籍した場合のトータルコストは、アメリカ・イギリスで5,000万〜8,000万円、スイスで1億〜2億円が目安となります。中学入学(13歳)から高校卒業(18歳)まで5年間在籍する場合、スイス最高峰校では総額1億5,000万円を超えることも珍しくありません。

野村総合研究所の推計(2025年2月発表)によれば、純金融資産5億円以上の超富裕層は11.8万世帯、資産総額135兆円に達しています。年間1,300万〜3,000万円の学費を6年間負担する場合、総額は8,000万〜1億8,000万円です。純金融資産1億円以上の富裕層(153.5万世帯)まで含めれば、このような教育投資を視野に入れられる世帯は国内に165万世帯以上あることになります。

教育投資余力からみた富裕層・超富裕層の世帯数(2023年)
階層 純金融資産 世帯数 資産総額
超富裕層 5億円以上 11.8万世帯 135兆円
富裕層 1億〜5億円 153.5万世帯 334兆円
合計 1億円以上 165.3万世帯 469兆円

野村総合研究所「純金融資産保有額別の世帯数と資産規模の推計」(2025年2月13日発表、2023年データ)

Elbrus Concierge
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学費以外で見落としやすいのが「休暇中の費用」です。感謝祭・クリスマス・春休み・夏休みの年4回、帰国航空券だけで年間100万〜200万円かかります。さらにサマースクールやスキーキャンプへの参加費が別途発生します。制服・フォーマルウェアの購入費用も初年度30万〜50万円を見込んでおく必要があります。

スイス・ル・ロゼの費用内訳

ル・ロゼ(Le Rosey)は「王様の学校」と呼ばれ、世界で最も学費が高いボーディングスクールとして知られています。2025-2026年度の公式料金は、Juniors(9〜13歳クラス)がCHF 103,500〜、Seniors(高等部)がCHF 154,200〜で、円換算では年間約2,070万〜3,080万円です(1CHF≒200円換算)。この中に授業料・寮費・食費・基本的な課外活動費が含まれます。

ル・ロゼ特有のコストとして、冬季キャンパス(グシュタード)への移動があります。毎年1月から3月まで、生徒全員がアルプスのキャンパスに移動し、午前は授業(木曜は終日授業)、午後はスキーをはじめとするウィンタースポーツに取り組む生活を送ります。この移動費用は学費に含まれていますが、スキー用具のレンタル・購入費は別途必要です。

また、ル・ロゼでは馬術・ゴルフ・セーリングなどのオプション活動に追加費用がかかります。これらを含めると、年間総額は3,000万円を超える場合もあります。

イギリス・イートン校の費用内訳

イートン校(Eton College)の年間学費は£63,300(VAT込み、2025-2026年度)です。円換算では約1,330万円(1GBP≒211円換算)。この金額には授業料・寮費・食費が含まれます。なお、2025年1月から英国政府の方針により私立学校の学費にVAT 20%が加算されており、従来の£52,749(VAT免除時代)から約20%上昇しています。

イートン校では「ハウス」と呼ばれる寮単位で生活し、各ハウスの活動費が別途発生します。また、イートン独自の制服(燕尾服)の購入費用も別途必要です。

課外活動費も見逃せません。イートン校はボートレース・クリケット・フェンシングなど多彩な活動を提供していますが、遠征費・用具費は実費負担です。アクティブに参加する場合、年間30万〜50万円の追加費用を想定してください。

アメリカ・フィリップス系の費用内訳

フィリップス・エクセター(Phillips Exeter Academy)、フィリップス・アンドーバー(Phillips Academy Andover)の年間学費はエクセターが$69,537、アンドーバーが$76,731(いずれも2024-2025年度のボーダー学費)です。円換算ではそれぞれ約1,105万円、約1,220万円(1USD≒159円換算)。アメリカのボーディングスクールの特徴は、Financial Aid(経済的支援)制度が充実している点です。

両校ともneed-blind admission(入学審査と経済支援審査を分離)を採用しており、合格後に家庭の収入に応じた支援を受けられます。公式サイトによれば、エクセターでは在校生のおよそ半数がFinancial Aidを受給しています。

ただし、日本人家庭がFinancial Aidを受けるには、日本の所得証明書類を英訳して提出する必要があり、審査基準もアメリカの中間層家庭を基準に設計されています。純金融資産が1億円を超える家庭では、支援を受けられないケースが大半です。超富裕層の家庭にとってFinancial Aidは、制度として存在するものの実質的には対象外と考えておくのが現実的です。

トップボーディングスクール10校比較:国別・学費・カリキュラムで選ぶ

学校選びでは、学費だけでなくカリキュラム(IB/Aレベル/AP)、卒業後の進学先、日本人在籍状況を総合的に比較することが重要です。

文部科学省「令和5年度 高等学校等における国際交流等の状況について」(2025年3月28日発表)によれば、日本の高校生の海外留学者数(3ヶ月以上)は3,174人で、留学先はカナダ(998人)、アメリカ(653人)、ニュージーランド(551人)、オーストラリア(349人)、イギリス(85人)の順です。コロナ禍前の近年高水準(平成29年度4,076人)には届いていませんが、令和3年度の1,901人からは回復傾向にあります。

日本人高校生の海外留学者数(3ヶ月以上)の推移
年度 留学者数 備考
平成29年度(2017年) 4,076人 近年の高水準
令和元年度(2019年) 2,870人 参考値
令和3年度(2021年) 1,901人 コロナ禍の影響で減少
令和5年度(2023年) 3,174人 回復傾向

文部科学省「令和5年度 高等学校等における国際交流等の状況について」(2025年3月28日発表)

この3,174人の中にはボーディングスクール留学だけでなく交換留学や語学留学も含まれており、名門ボーディングスクールへの長期留学は限られた家庭の選択肢です。以下に、日本人家庭が候補にする主要10校を比較します。

海外ボーディングスクール主要10校比較(カテゴリ別の目安)
学校名 年間学費目安 カリキュラム 主な進学先
ル・ロゼ(Le Rosey) スイス CHF 103,500〜154,200(約2,070万〜3,080万円) IB / フランスバカロレア Ivy League、Oxbridge、欧州名門
レザン・アメリカンスクール スイス CHF 約85,000〜(約1,700万円〜) IB / AP 米国トップ大学、欧州大学
エイグロン・カレッジ スイス CHF 約90,000〜(約1,800万円〜) IB / IGCSE 英米トップ大学
イートン校 イギリス £63,300・VAT込み(約1,330万円) Aレベル Oxbridge、米国Ivy
ハロウ校 イギリス £55,000〜65,000・VAT込み(約1,160万〜1,370万円) Aレベル Oxbridge、英国トップ大学
ウィンチェスター・カレッジ イギリス £55,000〜65,000・VAT込み(約1,160万〜1,370万円) Aレベル Oxbridge
フィリップス・エクセター アメリカ $69,537(約1,105万円) AP / 独自科目 Ivy League
フィリップス・アンドーバー アメリカ $76,731(約1,220万円) AP / 独自科目 Ivy League
チョート・ローズマリー・ホール アメリカ $70,000前後(約1,110万円) AP Ivy League、米国トップ大学
ディアフィールド・アカデミー アメリカ $70,000前後(約1,110万円) AP Ivy League、米国トップ大学

※上記の学費は各校の公式サイト情報をもとにした目安です。円換算は2026年4月時点の概算レート(1USD≒159円、1GBP≒211円、1CHF≒200円)に基づく参考値であり、為替変動により大幅に変わります。正式な金額は各校公式サイトでご確認ください。なお、イギリスの学校の学費には2025年1月以降VAT 20%が含まれています。

各校の「強み」と「向いている生徒像」は以下のとおりです。

ル・ロゼ

多言語環境(英仏独)で国際感覚を養いたい生徒に適しています。冬季スキーキャンパスなどユニークな体験を重視しており、世界約60ヶ国からの生徒が在籍する多文化環境が特徴です。

イートン校

イギリスの政治・金融エリートを目指す生徒に適しています。男子校で、伝統と規律を重視した教育を行います。毎年卒業生の中から政治家・経営者・学者を数多く輩出しています。

フィリップス・エクセター

ハークネス・メソッド(円卓討論式授業)で主体性を伸ばしたい生徒に適しています。共学で、すべての授業が12人以下の討論形式で行われます。

日本国内のインターナショナルスクールとの比較を検討している場合は、国内インターナショナルスクール比較ガイドも参考にしてください。国内インターから海外ボーディングスクールへ進学するルートも一般的です。

海外ボーディングスクールの入学プロセス:出願12ヶ月前から入学日までのタイムライン

海外ボーディングスクールへの出願は、入学の12〜18ヶ月前から準備を始めるのが標準です。以下に、9月入学を想定した月別タイムラインを示します。

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準備開始時期で見落とされがちなのが「中3の夏からでは間に合わない」という点です。9月入学の場合、出願締切は前年1〜2月。つまり中2の夏には準備を開始しないと、SSAT対策とエッセイ準備が間に合いません。帰国子女でない場合、英語力強化だけで1年以上かかることも珍しくありません。

出願12〜9ヶ月前:学校選定・SSAT/ISEE対策・エッセイ準備

学校リサーチと志望校絞り込み(12〜10ヶ月前)

まず10〜15校をリストアップし、公式サイト・バーチャルツアー・卒業生の声を調査します。絞り込みの基準は「カリキュラム(IB/Aレベル/AP)」「学校の規模」「立地(都市型/田舎型)」「共学/別学」です。最終的に5〜8校に絞り込みます。

標準テスト対策開始(11〜9ヶ月前)

アメリカのボーディングスクールでは、SSAT(Secondary School Admission Test)またはISEEが必須です。目標スコアは上位10%(SSAT percentile 90%以上)。帰国子女でない日本人生徒の場合、対策に6〜12ヶ月を要します。

対策方法は「専門塾」「個別チューター」「オンライン教材」の3通り。東京にはSSAT対策を専門とする塾が複数あり、6ヶ月コースで50万〜100万円が相場です。

エッセイ準備開始(10〜9ヶ月前)

ボーディングスクールでは、2〜4本のエッセイ提出が求められます。テーマは「あなたにとって重要な経験」「困難を乗り越えた体験」「将来の目標」などが典型的です。エッセイは合否を左右する最重要要素の一つであり、ネイティブチェックを含め複数回の推敲が必要です。

出願8〜5ヶ月前:出願書類提出・面接・学校訪問

推薦状依頼(8〜7ヶ月前)

通常、英語教師・数学教師・担任の3名から推薦状を取得します。依頼は出願の2ヶ月以上前に行い、推薦者には学校の様式と締切を明確に伝えてください。日本の学校の先生に英語で推薦状を書いてもらう場合、翻訳サポートが必要なこともあります。

出願書類提出(7〜6ヶ月前)

アメリカのボーディングスクールでは1月15日〜2月1日前後が出願締切です。イギリスの場合、学校ごとに大きく異なり、イートン校は入学の数年前に登録が必要です。締切は各校公式サイトで必ず確認してください。

面接(6〜5ヶ月前)

面接はオンライン(Zoom/Skype)または現地訪問で行われます。現地面接の方が「熱意が伝わる」とされますが、渡航費用(往復航空券・宿泊費で50万〜100万円)との兼ね合いで判断してください。面接では「なぜこの学校を選んだか」「将来何をしたいか」「学校にどう貢献できるか」が問われます。

出願4〜1ヶ月前:合格発表・入学手続き・ビザ申請

合格発表と入学手続き(4〜3ヶ月前)

アメリカの場合、3月10日前後が一斉発表日です。合格後、通常2〜4週間以内に入学意思表示と入学金(デポジット)の支払いが必要です。デポジットは50万〜100万円が一般的で、辞退しても返金されないケースが大半です。

ビザ申請(3〜2ヶ月前)

アメリカ留学にはF-1ビザ、イギリス留学にはStudent Visa(旧Tier 4)が必要です。学校からI-20(アメリカ)またはCAS(イギリス)を受領後、大使館で面接を受けます。ビザ申請費用は毎年改定されるため、最新の金額は各国大使館の公式サイトで確認してください。

渡航準備(2〜1ヶ月前)

健康診断・予防接種(MMR、髄膜炎ワクチンなど)を完了させます。アメリカの場合、学校指定の健康診断フォームへの記入が必要で、日本の医療機関で英文証明書を取得します。費用は2万〜5万円程度です。

海外ボーディングスクールの寮生活と準備:持ち物・保護者連絡・休暇時の帰国手配

海外ボーディングスクールの寮生活では、渡航前の持ち物準備、年4回の長期休暇の帰国手配、入学後3ヶ月の適応期間への対策が主な実務です。

寮のタイプは学校により異なります。シングルルーム(個室)、ダブルルーム(2人部屋)、ハウス制(10〜50人が一つの建物で生活)などがあり、学年が上がるにつれて個室が与えられるケースが一般的です。イートン校のようなイギリス伝統校では「ハウスマスター」と呼ばれる教員家族が同居し、生活指導にあたります。

渡航時の持ち物チェックリスト

必須品

  • パスポート・ビザ書類・I-20/CAS
  • 健康診断書・予防接種証明書
  • 保険証券(海外留学保険)
  • 処方薬(英文処方箋付き)
  • クレジットカード(学生本人名義)
  • 現金(到着時用に5万〜10万円相当)

生活用品(現地調達可能だが持参推奨)

  • 日本の常備薬
  • 変換プラグ・変圧器
  • 日本語の本・参考書

禁止品(学校により異なる)

  • 電気ケトル・調理器具
  • キャンドル・お香
  • ゲーム機(学校による)

保護者との連絡は週1回のビデオ通話が標準的です。学校によっては平日の電話使用に制限があり、週末にまとめて連絡を取るルールになっています。緊急時は学校のハウスマスターを通じて24時間連絡可能です。

長期休暇の帰国手配も重要な実務です。年間の主な休暇は以下のとおりです。

長期休暇と帰国費用の目安
休暇名 期間 帰国の必要性 航空券目安
感謝祭(米国のみ) 11月下旬・5日間 任意(寮閉鎖の場合あり) 20万〜40万円
クリスマス休暇 12月中旬〜1月上旬・3週間 必須(寮閉鎖) 30万〜60万円
春休み 3月〜4月・2週間 必須(寮閉鎖) 25万〜50万円
夏休み 6月〜8月・10週間 必須(寮閉鎖) 20万〜40万円

日本人留学生向けのサポート体制は学校ごとに異なります。ESL(英語補習)プログラムを持つ学校では、入学直後の英語力不足をカバーできます。日本人カウンセラーが常駐している学校はごく一部ですが、アジア担当のアドミッション・オフィサーが日本語対応できるケースはあります。

心理的サポートと適応期間:入学後3ヶ月の壁を乗り越える

入学後3ヶ月は「適応期間」として最も困難な時期です。言語の壁、文化の違い、ホームシックが重なり、この時期に苦しむ留学生は少なくありません。

学校側のサポート体制を事前に確認しておくことが重要です。ボーディングスクールには専任のカウンセラー(School Counselor)が配置されている場合が一般的で、週1回の面談を設定できます。また、上級生がメンター(先輩相談役)として新入生をサポートする制度を持つ学校もあります。

日本人コミュニティとの距離感も考えどころです。同じ学校に日本人が複数いる場合、日本語で話せる安心感がある一方、日本人同士で固まると英語力の伸びが遅くなるというジレンマがあります。最初の1学期は積極的に多国籍の友人を作ることを意識し、日本人との交流は週末に限定するなどのルールを自分で設けるのも一つの方法です。

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超富裕層の家庭で意外と見落とされるのが「本人の意思確認」のタイミングです。親が先行して学校を決め、子どもに事後報告するケースがまれにありますが、寮生活を6年間続けるのは本人です。学校訪問は親子同伴で行い、子ども自身が「この環境で生活できる」と納得してから出願に進むことが、適応期間の壁を低くする最善の方法です。

海外ボーディングスクール検討時に確認すべきポイント

海外ボーディングスクールへの留学は、年間1,000万〜3,000万円超の費用がかかり(為替により変動)、12ヶ月以上の準備期間が必要です。トップ校からはIvy LeagueやOxbridgeへの高い進学実績があり、長期的な教育投資として検討する価値があります。

Q1:英語力はどの程度必要か?

入学時点でTOEFL iBT 80〜100点、IELTS 6.0〜7.0が目安です。ただし、ESLプログラムを持つ学校では、やや低いスコアでも入学可能なケースがあります。入学後に英語力を伸ばす前提で受け入れる学校もありますが、トップ校ほど入学時点で高い英語力を求める傾向があります。

Q2:何歳から留学するのが最適か?

一般的には13〜14歳(中学2年〜3年相当)の入学が選ばれることが多いです。この年齢であれば言語習得が比較的容易で、高校卒業まで4〜5年間の在籍期間を確保できます。一方、16歳(高校1年相当)からの入学は適応期間が短く、大学出願準備と重なるため負担が大きくなります。

Q3:親の英語力は必要か?

必須ではありませんが、あると便利です。入学手続き・保護者面談・緊急時連絡は英語で行われます。英語が苦手な場合、エージェント(教育コンサルタント)を介して学校とやり取りすることも可能です。エージェント費用は50万〜200万円が相場です。

Q4:途中帰国・転校は可能か?

可能ですが、手続きには注意が必要です。学期途中での退学は学費の返金がないケースが大半です。他校への転校は、転校先の受け入れ枠と成績証明書の移行手続きが必要になります。日本の高校への編入は、帰国子女枠での受験が一般的です。

Q5:日本の高校卒業資格は取得できるか?

海外ボーディングスクールを卒業しても、日本の高校卒業資格は自動的には取得できません。ただし、文部科学省が指定する「国際バカロレア資格」(IBディプロマ)を取得すれば、日本の大学受験資格が得られます。また、高等学校卒業程度認定試験(旧大検)を受験する方法もあります。

Q6:奨学金制度は日本人も利用できるか?

利用可能ですが、競争は厳しいです。アメリカのボーディングスクールではneed-basedのFinancial Aid、merit-based(成績優秀者向け)のScholarshipがあります。日本人が利用できる外部奨学金としては、孫正義育英財団などがあります。柳井正財団海外奨学金は主に大学学部留学が対象のため、ボーディングスクール(高校留学)には直接適用されない点に注意が必要です。ボーディングスクール向けの奨学金は、各校が提供するneed-based aidが中心となります。

Q7:ボーディングスクールとインターナショナルスクールの違いは?

ボーディングスクールは「全寮制の学校」であり、生徒は学校の敷地内で生活します。インターナショナルスクールは「英語で教育を行う学校」の総称で、通学制が基本です。日本国内のインターナショナルスクールについては、国内インターナショナルスクール比較ガイドで詳しく紹介しています。海外ボーディングスクールは、24時間の教育環境と国際的な生徒コミュニティが最大の特徴です。

The summit reveals a life yet unseen.

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