生命保険

女性は保険に加入したほうがいい?女性特有リスクと必要な保障を年代別に紹介

児島 裕子 ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(AFP、ファイナンシャル・プランニング技能士)
生命保険会社で5年務勤務し、バス運行請負業をおこなう企業に営業職として入社。40歳のときにコロナワクチン接種時の後遺症により左手麻痺を発症。2022年7月に会社員を退職し、2023年11月よりFP事業やライター事業を主として起業。W&D-Writer&Design-の代表となる。FP講師やメディアで執筆活動中。

女性は、将来に備えて保険に加入することがおすすめです。
女性の場合、病気やケガだけでなく、生命のリスクを伴う妊娠や出産にも備えておく必要性があります。

本記事では、女性に保険が必要な理由だけでなく保険を検討するときに必要な平均保険料のデータを紹介し、年代別のリスクやおすすめの保険種類と保障を詳しく解説していきます。

女性に保険が必要な理由とは?

女性は若い年代から女性特有のリスクがあるため、早めに保険へ加入しておくことがおすすめです。
また、女性は年代ごとに様々な病気に備えておくことが大切で、自分がどのライフステージにいるのかを考えて検討しなければなりません。

女性特有の病気や、発症する確率について詳しく解説しますので、若い女性であっても保険の必要性について今一度考えてみてください。

女性に多い病気とは?

女性特有の病気には、一時的な治療だけで済むものから生命にかかわるような病気まで、さまざまな病気があります。
女性に多い病気をご紹介しますので参考にしてみてください。

子宮 がん その他
  • 子宮内膜症
  • 子宮腺筋症
  • 子宮筋腫
  • 子宮頸管炎
  • 子宮膣部びらん
  • 子宮頸管ポリープ
  • 卵巣脳腫
  • 多膿疱性卵巣症候群
  • 乳がん
  • 子宮体がん
  • 子宮頸がん
  • 卵巣がん
  • 膣がん
  • 外陰がん
  • 子宮肉腫
  • 鉄欠乏性貧血
  • 月経過多
  • バセドウ病
  • 橋本病

バセドウ病や橋本病は男性にも発症リスクがありますが、発症する可能性が高いのは女性です。

とくに患者数が多いとされているのは子宮内膜症です。20代から発症する可能性が高く、30~34歳が発症のピークといわれています。
生活に支障がない場合は痛み止めや黄体ホルモン剤などの投薬治療が可能ですが、卵巣子宮内膜症(チョコレートのう胞)になると手術の可能性が高まります。
また、不妊症の原因となる子宮内膜症を患っている人で妊娠を希望する場合、手術による病巣切除が必要となります。

参考:子宮内膜症|公益社団法人 日本産科婦人科学会

女性特有の病気を発症する人は多い

厚生労働省「令和2年 患者調査」によると、子宮内膜症だけで総患者数は約17万1,000人となっています。
これは、月経のある女性の10人に1人が子宮内膜症を患っていることになり、症状があっても医療機関へ行っていない人を含めると、もっと多い確率で発症していると考えられます。

子宮内膜症からがんになる可能性は少ないと言われていますが、卵巣の子宮内膜症(チョコレートのう胞)は良性であっても、20~30代で10cm、40代以上で6cmの大きさを超えてしまうと、がん化する可能性を考慮した治療が必要となります。

また、乳がん・子宮がんの発症率は以下のようになっています。

  • 乳がん:30代前半から急増し、ピークは1回目が40~49歳、2回目が70~74歳
  • 子宮がん:20代後半から増加し、50~59歳にピークを迎える

参考:全国がん登録 罹患数・率 報告2019|厚生労働省健康局がん・疾病対策課

20代や30代の若い女性も、女性特有のがんを罹患する可能性があり、年齢を重ねるごとにリスクは高くなります。
こうした背景から、50代前半までは男性よりも女性のほうが、がんに罹患する確率が高くなっています。
急激にがんの罹患率が高まる30代になったら、女性特有の病気を気にかけておくようにしましょう。

女性は保険に加入すべきなのか?

結論として、女性は保険に加入しておくことがおすすめです。
男性に比べてライフスタイルが変わりやすい女性は、将来を見据えたリスク管理をしておく必要があります。

女性が保険に加入するかどうか悩んだときに参考となるように、年代別の平均保険料やおすすめの加入タイミングについて詳しく解説していきます。

女性の年代別における平均保険料は?

生命保険文化センター「2022(令和4)年度 生活保障に関する調査」では、18歳から70代までの女性を対象にした平均保険料を公開していて、女性が保険に加入し、支払っている年間保険料の平均は160,000円、月額に換算すると約13,333円となっていました。

年代別の平均保険料と月額に換算した際の保険料をまとめましたので、参考にしてみてください。

年代別 平均保険料(年額) 月額換算
18~19歳 90,000円 7,500円
20代 96,000円 8,000円
30代 140,000円 約11,600円
40代 186,000円 15,500円
50代 190,000円 約15,800円
60代 159,000円 13,250円
70代 130,000円 約10,800円

女性の保険料加入率は81.5%で、全体の加入率79.8%より高い加入率となっています。(※郵便局、JA、県民共済、生協などを含む)

どの年代でも、家族や友人に勧められて加入するケースが多く、20代までは就職や結婚、30代では結婚を理由に保険へ加入しています。
逆に、保険へ加入していない人は全体的に保険の必要性をあまり感じていないことが大きな要因で、20代では保険についてよくわからないという理由や、30代や40代では経済的な余裕がないことも含まれており、いつの時点で保険へ加入すべきか悩んでいる人も多いと予測できます。

女性はいつ保険に加入したほうがいい?

女性の保険は、ライフイベントの前に保険に加入することをおすすめします。

ライフイベントとは、人生のなかで起こる出来事を指し、就職や結婚、出産や子育て、退職などが挙げられますが、それぞれのライフイベントの後に保険に加入しようと思っている人は多くいます。
これらは予定がわかっていることが多いため、落ち着いてから加入するまでのリスクを考えると早めに加入したほうが保険料も安く、もしものときに備えることができるのでおすすめです。

20代では少しずつ保険へ加入する人も増えますが、一方で保険の必要性を感じず保険に加入しないケースも多くあります。また、30代になると結婚や出産を理由に保険へ加入する人は増えていきます。
つまり、多くの女性が結婚や出産を期に保険へ加入している傾向にあります。

特に理由なく保険に加入していないのであれば、早めに加入したほうが保険料が安くなりお得になります。保険は長く継続していくものなので、1歳でも若い時に加入したほうが、保険料の総額で比較すると大きな差が生まれます。

また、女性は特有の病気へのリスクとともに、妊娠・出産のリスクがあり、もしも妊娠が判明してから保険に加入しようとすると、不利な条件での加入になってしまうこともあります。妊娠中は子宮に対する不担保が適用されることが多く、帝王切開や切迫早産への備えができなくなることもあります。
妊娠中の保険加入で付加された子宮への不担保期間は、一般的に5年が多くなっており、不担保期間中に次の子どもを妊娠した場合も、帝王切開などへ備えることができません。

このようなリスクを考えると、いずれ保険へ加入することを前提に考えるなら、結婚や出産などのタイミングではなく、事前に加入しておくことがおすすめなのです。

妊娠でなくても、子宮内膜症など女性特有の病気を診断された場合も、子宮に対する不担保が一定期間付加されるケースが多いため、大きな保障ではなくても良いので、必要最小限の保険を検討しておきましょう。

女性におすすめの保険種類や保障内容は?

女性におすすめの保険や保障は、年代やライフスタイルによって異なります。
年代ごとのリスクやライフスタイルに対する備えが、保険や保障内容を決めるときの必要保障額に繋がるからです。

女性におすすめする保険種類や保障内容について、年代ごとに詳しく解説していきます。

女性におすすめの保険種類

保険に加入しようとするとき、どのような保険を選べば良いのか、おすすめの保険種類をご紹介します。
おすすめの保険種類は、年代ごとに異なります。

年代 おすすめの保険種類 保険種類の特徴
20代
  • 医療保険(終身型)
  • 生涯保険料が変わらない
30代
  • 生命保険(定期型)
  • 医療保険(終身または定期)
  • 万が一の保障と医療保障に備えられる
  • 大きな病気に対して一時金保障が備えられる
40~50代
  • 生命保険(定期型)
  • 医療保険(終身または定期)
  • がん保険(終身型)
  • 万が一に備えて家族への保障が準備できる
  • 医療費に備えられる
  • がんに特化した保障を準備できる
60代
  • 医療保険(終身型)
  • がん保険(終身型)
  • 生涯保険料が変わらない

このように見ると、医療保険は若い年代から60代まですべての年代で必要だと考えられます。
50代や60代で終身型の医療保険に加入するよりも、20代で加入していたほうが保険料は大幅にダウンするため、高齢になったときも医療保険を継続しやすくなるのです。

30代から50代で生命保険がおすすめな理由は、子育てをしている女性が多いことです。
ただし、年代別のおすすめとはいえ家庭環境や生活状況によって異なるため、保険加入を検討するときは、必要保障額に照らしあわせて考えるようにしてください。

女性におすすめの保障内容

保険には、生命保険や医療保険、がん保険など、保険種類ごとに備えられる保障に違いがあります。
そこで、女性が保険に加入するときにおすすめする保障内容をご紹介します。

保険でリスクに備えるときは、保険商品の特徴を理解して保障を検討することが大切です。

保険商品 保障内容
生命保険
  • 死亡保障や高度障害の保障
  • 7大疾病などへの一時金保障
  • 介護状態になったときの保障
  • 入院や手術などに対する医療保障
医療保険
  • 入院保障
  • 手術保障
  • 女性疾病保障
  • がんへの保障
がん保険 一時金や入院、手術など、がんに特化した保障
傷害保険 ケガで通院や入院したときの保障

まず女性に必要な保障は、医療保障です。

20代はケガや病気などさまざまなリスクに備える必要があり、早く加入することで保険料が安くなるため、一生涯保険料が変わらない終身型の医療保障を検討してみましょう。

30代後半になると、がんのリスクが高まってきます。そのため、生命保険やがん保険に加入し、40代で急増するがんへのリスクに備えておくことがおすすめです。子育て中の人は、家族に対する備えとして生命保険の検討も必要だと言えるでしょう。

40代では、終身型の医療保障と合わせて、がん保険の加入がおすすめです。子育てが終わる頃になったら、家族への備えから医療費やがんへの備えにシフトチェンジしていくと良いと思います。

50代以降になると、少しのケガで骨折してしまう可能性があり、傷害保険も検討してみましょう。がんを含む7大疾病や医療費への備えも必要です。万が一のとき貯蓄を医療費に充ててしまうと、老後の生活資金に影響が出てしまうので、よく検討しておいてください。

女性はライフイベントの前に保険加入を検討しよう

女性は、将来のことを考えて早めに保険へ加入しておくことがおすすめです。

男性とは違い、女性はいつか妊娠・出産を経験するときが来る可能性があります。妊娠したからといって慌てて保険に入ろうしても、子宮に対する保障が不担保となってしまい、切迫流産や早産、帝王切開などに備えられなくなってしまうこともあります。

女性が保険への加入を検討するときは、年代ごとのリスクに備えるだけでなく、ライフイベントの前に将来を見越して考えておくことが大切です。
年代やライフイベントなどに合わせた計画的な保険加入は、支払う保険料の総額を大きく軽減できるので、将来後悔することがないように今しっかりと検討しておきましょう。

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