生命保険

保険は掛け捨て型と積み立て型どっちがおすすめ?違いやおすすめのタイプも解説

和泉 直樹 ファイナンシャルプランナー

2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
2017年よりWebライターとして活動。2020年からは金融系の記事案件でもSEOを駆使しながら執筆活動中。幅広いジャンルの金融系記事の執筆経験や、それを通じて得た専門知識をもとに分かりやすさと読みやすさを意識しながら記事を作成しております。

生命保険には大きく掛け捨て型と積み立て型があります。保険料が安く高額の保障を用意できる掛け捨て型か、解約返戻金や満期保険金ももらえる積み立て型かとなると、どっちを選ぶべきかに悩みますよね。

今回は保険の掛け捨て型と積み立て型のどっちがおすすめなのかを、違いやおすすめのタイプとともに徹底解説します。

掛け捨て型保険とは?

生命保険は大きく掛け捨て型保険と積み立て(貯蓄)型保険に分けられます。加入する保険を選ぶ際にどのような違いがあるのか知っておきたいですよね。

最初に掛け捨て型保険の簡単な特徴を見ていきましょう。

掛け捨て型保険の特徴

掛け捨て型保険とは、満期保険金や解約返戻(へんれい)金がない保険です。満期を迎えても保険金がなかったり、途中解約しても払った保険料が払い戻されたりすることはありません。なお商品によっては戻ってくる場合はありますが、金額はあまり多くないのが特徴です。

ただ一方で保険料が積み立て型に比べて安く設定されています。保険は加入中に保険料が発生する限り毎月支払う必要があるため、安い金額で保障を用意したい方におすすめです。同時に保険料が安いため、比較的高額の保障を用意しやすい強みもあります。

掛け捨て型保険の主な種類

掛け捨て型保険の主な種類は以下の通りです。

  • 定期保険:基本的な生命保険で、加入期間が決まっている。死亡時や高度機能障害になったときに保険金がもらえる。
  • 医療保険:病気やけがで通院・入院・手術が必要になった時に給付金がもらえる。
  • がん保険:がんに特化した保険。がんの診断時や入院・手術時に給付金がもらえる。
  • 認知症保険:認知症に特化した保険。認知症の診断時や治療で給付金がもらえる。
  • 収入保障保険:加入している人が死亡・高度機能障害状態になったときに、年金形式(毎月給付)で保険金が支払われる

積み立て(貯蓄)型保険とは?

続いて積み立て(貯蓄)型保険の特徴も見ていきましょう。

積み立て型保険の特徴

積み立て型保険とは、満期保険金や解約返戻金が支払われる保険です。保険料を払うことで保障を準備できるだけでなく、将来に向けた資産形成までできます。自身の葬儀費用や老後の生活費、子どもの教育費など大きなお金を用意できるのも特徴です。

ただし将来に向けてお金を準備できる分、掛け捨て型に比べると保険料は高く設定されています。また解約返戻金については解約のタイミングを誤ると、払った保険料の合計より少なくなるケースがある点に注意すべきです。

積み立て型保険の主な種類

積み立て型保険には主に以下の種類があります。

  • 終身保険:解約しない限り一生涯にわたって保障。死亡や高度機能障害になった場合に保険金が、途中解約時に解約返戻金が受け取れる。
  • 養老保険:死亡・高度機能障害状態で保険金が受け取れるほか、満期を迎えた場合も満期保険金を受け取れる。
  • 個人年金保険:契約時に決めた年齢以降に年金形式で保険金が支払われる。商品によっては死亡保障もある。
  • 学資保険(こども保険):子どもが進学したり特定の年齢になったりした時点でお祝い金がもらえる。契約者が死亡・高度機能障害状態になった場合は保険料の支払いは免除。

【項目別】掛け捨て型保険と積み立て(貯蓄)型保険の違い

掛け捨て型保険か積み立て(貯蓄)型保険かを選ぶ際、両方の違いはしっかり知っておきたいですよね。以下の項目に沿って両者の違いを見ていきましょう。

保険料の高さ・安さ

保険料は、掛け捨て型保険は安く、積み立て型保険は高い点で異なります。掛け捨て型の場合は積み立て型に比べると、満期保険金や解約返戻金がないか少なめです。積み立て型に比べてお金が支払われるケースが少ない分、保険料の負担も安く済みます。同時に保険料が安いため、万一に備えて高額の保険金を設定できるでしょう。

一方積み立て型は死亡時や高度機能障害になった時だけでなく、途中解約でもお金がもらえるのが特徴です。養老保険のように満期にお金がもらえる場合もあります。支給されるタイミングが多いうえ、加入していれば支払われる保険も多いため、保険料も割高です。

保障期間の長さ

保障期間の長さによる違いもあります。基本的に掛け捨て型は一定期間のみ保障を受けられ、積み立て型は一生涯保障を受けられるものが多いです。ここでいう「一定期間」とは、具体的に「70歳まで」や「10年間」と決まった年齢や年数を指します。

掛け捨て型の場合は保障されるのが一定の期間であるため、特定の時期だけ保障を受けたい場合におすすめです。一方積み立て型については長期的に保障を受けられるため、長い目で見て保障を用意したり資産形成したりするのに向いています。

満期保険金や解約返戻金の有無

満期保険金や解約返戻金の有無も、両者の大きな違いの1つです。掛け捨て型の場合は基本的に満期保険金や解約返戻金はありません。医療保険のようにキャッシュバックの形で支払われるケースもありますが、金額は微々たるものです。

一方積み立て型は満期保険金や解約返戻金が支払われます。解約返戻金については終身保険のように長期加入で増えていくケースもあるため、老後の生活や大きな出費に備えるのにうってつけです。

掛け捨て型保険のメリット・デメリット

掛け捨て型保険か積み立て型保険を決める際に、お互いのメリット・デメリットを知っていると便利です。まず掛け捨て型保険の場合から見ていきましょう。

掛け捨て型保険のメリット

掛け捨て型保険のメリットは以下の通りです。

  • 保険料が比較的安い
  • 高額の死亡保障を準備できる
  • 保険を見直すチャンスがある

掛け捨て型では、基本的に保険金の支払いが死亡や高度機能障害の場合に限られます。積み立て型に比べると支払われる機会が少ないため、保険料の負担はあまり大きくありません。加えて保険料が安く抑えられている分、何千万円もの高額の保険金を設定できます。残される家族が困らないように多くのお金を準備できるでしょう。

ほかにも掛け捨て型の場合、保険を見直すチャンスを持てるのも強みです。保障期間が終わるタイミングがあるため、今までの保険を更新するか、別の保険に切り替えるかを決められます。見直しを通じて保険料が安くなったり、タイミングにあった保障内容を選べたりしやすいです。

掛け捨て型保険のデメリット

一方で掛け捨て型保険には以下のデメリットがあります。

  • 満期保険金や解約返戻金がない
  • 保障が一生続かないものが多い
  • 契約者貸付制度が利用できない

掛け捨て型の場合、積み立て型と異なり満期保険金や解約返戻金はありません。保険料を支払い続けていても、満期や解約時にお金がもらえない点で損に感じるでしょう。また保障期間の終わる時期が決まっているものばかりであるため、新たに別の保険を選ぶ手間がかかることがあります。

ほかにも掛け捨て型保険では契約者貸付制度が使えない点もデメリットです。契約者貸付制度では解約返戻金をもとにお金を借りるため、解約返戻金自体がない掛け捨て型では利用できません。

積み立て(貯蓄)型保険のメリット・デメリット

続いて積み立て(貯蓄)型保険のメリット・デメリットも紹介します。掛け捨て型との比較にご利用ください。

積み立て型保険のメリット

まず、積み立て型保険には以下のメリットがあります。

  • 保障の準備だけでなく資産形成もできる
  • 貯金が苦手な人もお金を作りやすい
  • 契約者貸付制度や自動振替貸付制度がある

積み立て型の場合、万が一の保障を準備できることに加えて、資産形成までできる点が魅力です。満期保険金や解約返戻金があるため、満期や途中解約の際にまとまった金額を受け取れます。長期加入でもらえる金額が増えるプランもあるため、払った保険料以上の儲けが期待できる点もおすすめです。

保険料もクレジットカードなどで自動的に支払われるため、自分で手続きしなくても問題ありません。むしろ長期の保険料の支払いを通じてもらえる金額を増やせるケースもあるため、貯金が苦手でも資産形成しやすい特徴もあります。

ほかにもお金に困った時も契約者貸付制度で借りられたり、自動振替貸付制度で保険料を立て替えられたりできる点も強みです。

積み立て型保険のデメリット

一方で積み立て型保険には、以下のデメリットもあります。

  • 掛け捨て型よりも保険料が高め
  • 解約返戻金を受け取る場合はタイミングに注意が必要
  • 保険を見直す機会を自分で見出す必要がある

まず掛け捨て型に比べると保険料が高めです。万が一の場合に備える保障のほかに、満期保険金や契約返戻金もあるため、両方とも用意がない掛け捨て型よりコストがかかります。なお解約返戻金についても、解約の時期が早すぎると払った保険料の合計を下回り、かえって損になる点に注意が必要です。

ほかにも保険を見直す機会を自分で見出すことも欠かせません。特に終身保険のような一生涯保障されるものの場合は、見直しのタイミングを保険会社が提示しない仕組みです。加入していて違和感がある場合に見直しを考えると良いでしょう。

掛け捨て型保険がおすすめの人

掛け捨て型保険は以下の人におすすめです。

掛け捨て型保険がおすすめな人

  • 保険料をできるだけ抑えたい人
  • 高額の保障を用意したい人
  • 定期的に保険の見直しをしたい人

まず掛け捨て型保険は保険料が抑えられているため、あまりコストをかけないで保険を利用したい人に向いています。同時に高額の保障も安い保険料で準備できるため、万一に備えて大きなお金を残したい場合にもうってつけです。

さらに掛け捨て型保険は基本的に保障期間が決まっているため、たまに見直しがしたい人にもおすすめできます。加入期間が終わる時期に更新するか別の保険を選び直すか決められるため、柔軟に保険を選びやすい点が魅力です。

積み立て(貯蓄)型保険がおすすめの人

続いて積み立て(貯蓄)型保険は以下の人に向いています。

 

  • 保障の準備だけでなく資産も増やしたい人
  • 大きな費用を用意したい人
  • 意識的な貯金が苦手な人

積み立て型保険は、万が一の保障に加えて満期保険金や解約返戻金まであるのが特徴です。解約返戻金については長く加入するほどもらえる額が増えるため、資産を増やすのに向いています。子どもの教育資金や自身の葬儀費用など大きなお金を用意したい場合にもおすすめです。

加えて積み立て型保険では、支払った保険料をもとに保険金が運用されます。保険料もクレジットカードなどで自動決済されるため、結果的に意識しなくても資産運用に回せるのが強みです。

掛け捨て型と積み立て型の両方を組み合わせた保険もあり

ここまで掛け捨て型と積み立て型の特徴やメリット・デメリットを見てきました。ただ保険の中には両方を組み合わせた保険もあるため、一方を選ぶのが難しい場合におすすめです。

両方の特徴を持つ保険の例として、定期保険特約付終身保険が挙げられます。主契約は終身保険ですが、一定期間に限り定期保険が特約として付いているのが特徴です。

定期保険の加入期間が続く限り、安い保険料で手厚い死亡保障を用意できる強みがあります。主契約と特約で組み合わせることで、一方の足りない部分を補える点で安心です。

掛け捨て型と積み立て型保険でよくある質問

ここでは掛け捨て型と積み立て型の保険でよくある質問を取り上げます。

20代は掛け捨て型と積み立て型の保険はどっちがおすすめ?

20代の場合は体力が充実していて、上の年代に比べると健康リスクも少なめです。保険料も安く設定されているため、掛け捨て型でも積み立て型でもコストを抑えて利用できます。

ただし長期的に見ると結婚や子育て、新居の購入など大きなお金を使うライフイベントが多いです。早いうちから積み立て型で資金を用意しておくと良いでしょう。

保険で掛け捨て型と積み立て型の見分け方は?

掛け捨て型と積み立て型を見分けるには、まず満期保険金や解約返戻金の有無がポイントです。掛け捨て型の場合は基本的に解約返戻金などはありません。

また保障期間も、掛け捨て型の方が一定期間に限られている点で見分けがつきます。

保険で掛け捨て型と積立型の割合はどの程度ですか?

掛け捨て型と積み立て型はともに多くの商品が出回っていて、比率は不明です。

なお公益財団法人生命保険文化センターの『2022(令和4)年度 生活保障に関する調査』では、掛け捨て型商品志向の人は27.8%、積み立て型商品志向の人は62.8%という結果が出ています。

掛け捨て型か積み立て型かは保険へのニーズ次第!

保険は掛け捨て型と積み立て型ともに、独自の特徴やメリット・デメリットがあります。ただ高額な死亡保障を用意したい場合は掛け捨て型が、保障と合わせて資産も準備したい方は積み立て型がおすすめです。

どちらが優れているかは簡単に決められないため、自身のニーズに応じて決めると良いでしょう。

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2級ファイナンシャル・プランニング技能士。
2017年よりWebライターとして活動。2020年からは金融系の記事案件でもSEOを駆使しながら執筆活動中。幅広いジャンルの金融系記事の執筆経験や、それを通じて得た専門知識をもとに分かりやすさと読みやすさを意識しながら記事を作成しております。

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