
今、地震雲等の予兆に不安を感じたら、どうする?見直したい災害時の備え。
地震雲があると地震が起こる前兆と言われていますよね。
見たことない雲を見つけると何かの前触れなんじゃないかと不安になる。という方もいらっしゃるかもしれません。

FP
今回は、地震の前兆について紹介したいと思います。
地震に前兆はあるのか?地震雲と地震の関係性について
気象庁では地震の予知は難しいと発表しています。
「(時)一週間以内に、(場所)東京直下で、(大きさ)マグニチュード6~7の地震が発生する」というように限定されている必要がありますが、現在の科学的知見からは、そのような確度の高い地震の予測は難しいと考えられています。出典:気象庁
私たちにとって地震は毎日発生しているものではなく、揺れを体感するものだと思いますが、実際には地震は毎日発生しています。
気が付いていないだけで震度1などの地震は日常茶飯事で発生しているのです。
そのため、大きな地震のみ特定の期間内の発生すると予測するのは難しいということみたいです。
地震雲と地震の関係性も科学的根拠はない!?
SNSでは、よく「これは地震雲ではないか?」という投稿がされています。
月に真っ直ぐな長い飛行機雲 飛行機の航路じゃないし、なんだろう 地震雲じゃないといいな
コロナパニックで地震来たら日本もうムリと思う pic.twitter.com/GvLGEOw15s
-- py (@pypyoy) April 6, 2020
#地震雲 今日の夕方の空…。
何事も起きませんように。
pic.twitter.com/hDkh23cOsZ-- Yumi.S (@monchiseven2800) April 3, 2020
地震雲じゃないよね?今日広島揺れたから 気になった pic.twitter.com/YQhKQxwza9
-- HISAKO (@HISAKO42494545) April 3, 2020

FP
雲は大気の現象であり、地震は大地の現象で、両者は全く別の現象です。大気は地形の影響を受けますが、地震の影響を受ける科学的なメカニズムは説明できていません。出典:気象庁
現在の科学ではいろいろな人がSNSに投稿している地震雲の画像と地震との関係性は証明されていません。
目に見えない地震雲は発生してる?
地震科学探査機構(JESEA)では、地球からは見えないけれど、宇宙からみた地震雲には地震との関係性があると伝えています。

出典:株式会社地震科学探査機構
こちらの地震雲が発生した1日後~7日後あたりに大きな地震が発生しているようです。
こちらの地震雲は地球から見えない雲なので、SNSで投稿されている画像の地震雲とは異なりますが、地震の前兆を見極めようと研究は進んでいるようです。
SNSなどの地震雲を見て大きな地震が発生するかもと不安に思う気持ちはわかりますが、不安な割に防災対策は何もしていないなんて人も多いと思います。
地震雲などの予兆を感じたら、防災対策に目を向けてみてはどうでしょうか。
災害時の備えを見直そう!

FP
備えていない人は準備しておきましょう。

消防庁が発表している最低限必要な防災グッズの一覧です。
最低限必要な防災グッズ
飲料水・携帯ラジオ・衣類・食料品・ライター・マッチ・懐中電灯・ロウソク・貴重品(印鑑・現金・預金通帳)・救急箱・筆記用具・雨具・防寒具・缶切り・ナイフ・手袋・軍手・ヘルメット・防災頭巾・電池
これらの防災グッズをリュックにつめておくことで、万が一の際でもすぐに持ち出すことができます。
加入している火災保険・地震保険の見直しも!
地震保険は、地震保険のみに加入することはできないため、火災保険と地震保険はセットで加入する必要があります。
また、地震保険は、加入している火災保険の最大50%しか保険金を受け取ることができません。
火災保険を建物保険金額2,000万円、家財保険金額1,000万円で契約した場合
もらえる最大保険金額 | |
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火災保険 | 建物保険金額2,000万円、家財保険金額1,000万円 |
地震保険 | 建物保険金額1,000万円、家財保険金額500万円 |
※全壊の場合など。損害具合によってもらえる保険金は異なります。
このようにただ火災保険と地震保険をセットにしているだけでは、地震によって建物が全壊になってしまっても火災保険の半分しかお金をもらえないのです。

FP
ソニー損保の火災保険「新ネット火災保険」地震上乗せ特約を付けることで、最大100%の補償額にすることができます。
地震保険にプラスして保険金が支払われる特約があるのは、ソニー損保だけなので地震に不安を覚えている方は一度検討してみることをオススメします。
地震雲などの予兆を感じてただ不安に思うのではなく、地震に備えて今できることから始めていきましょう。