
火災保険の補償は何を選べばいい?2022年度1番支払われた損害を紹介
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火災保険は火災だけでなく自然災害や日常生活のリスクも補償してくれる保険です。
ただ、どんなリスクを火災保険で補償してもらうかについては、契約時に選ぶ必要があります。

FP
火災保険の補償は、自宅環境に合わせて補償を選ぶことが大切です。
今回は、火災保険を使って保険金が支払われた件数【2022年度】を損害別に紹介します。
災害リスクを知って、火災保険で防災対策をしておきましょう。
火災保険で補償されるリスクのおさらい
火災保険は火災を補償してくれる保険と思っている人が多いですが、火災だけでなくいろいろなリスクを補償してくれます。
火災保険の基本補償をおさらいしておきましょう。
自然災害リスクの補償内容
- 火災・落雷・破裂・爆発
- 風災・ひょう災・雪災
- 水災
日常生活リスクの補償内容
- 水濡れ
- 物体の落下・飛来・衝突
- 騒じょう・集団行動などによる破壊
- 盗難・盗難による破損・汚損
- 偶然な事故による破損・汚損
火災保険で保険金が支払われたのはこんな損害!【2022年度】
火災保険で1番保険金が支払われている損害は「火災」と思っている方は多いのではないでしょうか。

FP

出典:損害保険料率算出機構
火災保険によって支払われた件数を損害別にみていくと、
- 水濡れ以外・・・43%
※水濡れ以外とは、水濡れ以外の日常生活リスクの補償をさしています。(物体の落下・騒じょう・盗難・破損など) - 風災・ひょう災・・・29%
- 雪災・・・13%
- 水濡れ・・・7%
- 落雷・・・6%
- 水災・・・1%
- 火災・破裂・爆発・・・1%
水濡れ以外と風災・ひょう災での支払い件数で半分以上となっていることがわかります。
つまり、水濡れ以外の日常生活リスクと風災・ひょう災のリスクが非常に高いため、補償に入っておいた方が良いということがわかります。
水濡れ以外の日常生活のリスクについて詳しく解説
冒頭の基本補償のおさらいでも紹介したように、火災保険で補償される日常生活のリスクには、水濡れ以外に
- 物体の落下・飛来・衝突
- 騒じょう・集団行動などによる破壊
- 盗難・盗難による破損・汚損
- 偶然な事故による破損・汚損
があります。
例えば、このような時に補償してくれる!
・車が家にぶつかってきてブロック塀を破壊された
・デモで家が壊された
・空き巣が窓ガラスを割って侵入した
・家具を移動してたら、壁に穴をあけてしまった
こちらは一例ですが、このような場合に保険金を受け取った件数が約43%もあるということです。
火災保険で自然災害リスクへ対策しようと、風災や水災への補償を付ける方は多いですが、日常生活リスクの補償については保険料を安くするために削ってしまうという人も多いと思います。
もちろん自然災害リスクへの対策も必要ですが、日常生活でのリスクの方が損害が起きる可能性が高いですよね。
壁に穴があいてしまったり、窓ガラスが割れてしまったなどの損害でも、火災保険で補償を付けておけば、保険金をもらうことができます。
火災保険で日常生活リスクの補償に入っていても、自費で修理してしまうと保険料が無駄になってしまうので、まずは保険会社に保険金がもらえるか申請しましょう。
火災保険で補償を選択する場合は、家のある場所や一緒に住んでいる家族などの状況によって判断する必要があります。
保険料を安くするために、必要な補償を外してしまうと万が一の時に保険金を受け取ることができませんので、しっかり補償を選ぶことが大切です。