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マンションは地震が起きても安心?マンションは倒壊しなくても被害は出ます。

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免震構造・耐震構造のマンションだから地震が起きても安全だと思っていませんか?

FP

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確かに、免震構造や耐震構造のマンションは地震に強く倒壊しないでしょう。
しかし、倒壊しないから安全というわけではないのです。

今回は、マンション特有の地震被害について紹介していきましょう。

マンションだからこそ地震に気を付けたいこと!

地震によって倒壊しなくてもマンション特有の被害は発生します。

① 玄関ドアの変形

マンションの場合、壁が壊れて玄関ドアの枠や蝶つがい、ドア本体が変形し、開かなくなることが想定されます

開かなくなった玄関ドアを無理やりバールなどでこじ開けた場合は、外に出ることはできても、閉まらなくなり防犯上安心できなくなります。

② 廊下の天井材が崩落

玄関ドアから外に出られても廊下の天井材が崩落して、壁に亀裂が入ってしまっている可能性があります。

廊下に天井材などが落ちていることで、歩くのもままらなないかもしれません。

③ 窓ガラスが割れる

地震の揺れによって家具が移動し、窓ガラスが割られてしまう可能性もあります。
他にも、サッシの枠が歪んで窓が開かなくなったり、バルコニー自体が落下してしまうかもしれません。

隔て板から隣の住居に避難するにも重たいものが置かれていたら、破ることもできません。

④ 配管被害

マンションでは、上下水道、ガス管、送電設備の管が被害を受ける可能性があります。
その場合、トイレの水を流すために、お風呂に貯めていた水を流してしまうと配管が破損しているところに排水され、汚水がマンション中に広がってしまいます。

⑤ 受水槽の破損

受水槽タンクや配管が破損し、水があふれだすことも考えられます。
地盤沈下や液状化などによって、タンクが傾き周辺の配管が壊れることもあります。

⑥ 非常階段が使えない

非常階段についている照明が付かなかったり、壁が破損してコンクリート片が飛散したり、非常階段に飛散した部材が積み重なって避難できなくなってしまうことも考えられます。

非常階段が外付けの場合は、建物から落下する危険性もあります。

⑦ 外壁が剥がれ落ちる

マンション自体が倒壊しなくても、外壁が剥がれ落ち、見た目が悲惨なことになってしまうこともあります。

マンションでも地震保険に加入することが大事!

マンションだから安心と思わず、倒壊しなくてもいろいろな被害が考えられます。

主に、マンションの建物への地震被害について紹介しましたが、家の中でも皿が割れてしまったり、箪笥やテレビが倒れてしまったりなどの被害もあります。

そこで重要なのが地震保険に加入しておくということです。

地震保険に加入しておけば、マンションの共用部分以外の専有部分は地震保険で修理することができます。(マンションの共用部分はマンションの管理組合が地震保険に加入している)
また、家財の損害も地震保険で修理することが可能なのです。

FP

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もちろん、窓ガラスにガラス飛散防止フィルムを貼ったり、テレビを固定するなどの防災対策も大切です。

ただ、地震保険は防災意識の高い人でも加入していないケースが多い(特にマンション住民の方)ので、家の中の防災対策と一緒に地震保険にも加入することをオススメします。

地震保険は政府と損害保険会社が共同で運営しているため、保険料はどこで加入しても変わりません! 比較する必要がないので、今すぐに加入しましょう。